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冨岡さんと一緒に住むようになってから1週間経った
特に変化はない
冨岡さんは私のことをどう思っているのだろうか
家事をやってくれるからラッキーくらいの…
いえいえ、冨岡さんはそんな方ではないとわかったじゃないの
冨「行ってくる
今日は恐らく帰れないから晩飯はいらない」
『はい、分かりました…
え、
あの、冨岡さん?』
冨「なんだ」
『その…その格好で行かれるのですか?』
冨「そうだが」
『髪の毛ボサボサじゃないですか!!
柱ともあろう方がそんなでは笑われてしまいますよ!!
ちょっとこっち来てください!!』
冨岡が抵抗する間も与えずに袖を引っ張り鏡の前に座らせる
『はい、できました』
冨「…すまない」
『いいえ。ではお仕事頑張ってきてください』
胡「あら?冨岡さん、今日はなんだかご機嫌ですね
髪もいつもより綺麗ですし…何かあったんですか?」
冨「…別に」
胡「分かりました!Aさんですね
そんな嬉しそうにしているのにまだ気持ち伝えてないんですか?…俺はあなたが大好きだーって
2年前から気持ち悪くあなたのことを想ってましたーって」
冨「胡蝶、そのことをAに言ったら許さん
それにAは今俺のことを見ていない
今伝えても困らせるだけだろう」
胡「はぁ…こじらせてますねぇ…」
冨「余計なお世話だ」
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大正こそこそ噂話
それから義勇さんはAさんに無言で髪留めを差し出すようになったそうですよ
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ありんこ - 面白いです! (2020年1月13日 13時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
煌星(プロフ) - すごい面白いです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 07a235a149 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 毎回楽しみに拝見させてもらってます!これからも応援しています! (2020年1月7日 23時) (レス) id: 14536be37b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:circle | 作成日時:2019年12月21日 11時