検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:86,926 hit

14 ページ15

冨「明日は柱合会議の後そのまま任務だと思う」

『そうなんですか

じゃあお弁当でもつくりましょうか。鮭大根いれて』


そうして義勇さんの目にハイライトが入ったのが昨晩

なのに…


『!?

お弁当忘れてる!?』


ちゃぶ台の上にはちょこんとお弁当が残されている



仕方ない

届けてあげよう


私はお父様のおかげなのか義勇さんのおかげなのか割と簡単に耀哉様のお屋敷に行ける

『隠の方、ありがとうございました』

隠「いえいえ!

中に入られないんですか?」

『んー会議中だと困りますし、外で待ってます』

隠「そうですか!」


外で待つこと20分


甘「冨岡さん!今日の任務一緒ですよね!?」

冨「あぁ」

甘「きゃ〜久しぶりですね!」

門の中からそんな声が聞こえて私はなぜか柱の影に隠れた

誰…?胡蝶さん以外にも女性の柱の方がいるのね

甘「その前にお昼一緒に食べません?」

冨「いや、今日は俺は…」

その時冨岡は気付いた

弁当を忘れたことに

甘「冨岡さん!?なんて顔を…」

冨「すまない。なんでもない」

甘「じゃあお昼一緒に食べれます!?」

冨「あぁ」


門から出てきたのは冨岡さんと可愛らしい女の人

私はお弁当箱をいれた風呂敷をギュッと握りしめて2人が並んで歩いていく様子を見ていた



2人が見えなくなった頃、

不「あァ?Aじゃねえか」

『不死川さん!』


不死川さんはうちのおはぎの常連さんだ

私が店に立っていた時よく買いに来てくださって仲良くなった

強面だが、見た目に反してかわいらしい人なのだ


不「こんなとこで何してんだァ?」

『別に…不死川さんこそ何してるんですか?』

不「会議あってよォ」

『え、不死川さん柱なんですか?』

不「あ?まあな」

『意外です』

不「てめぇ!!」

口調は怒っているものの笑顔で頭をわしゃわしゃされる

『不死川さん、お昼まだですか?』

不「あぁ。今から食べに行こうと思ってたとこだ」

『お弁当余ってるんですけどいりません?』

不「ほんとかァ!?」

『デザートにおはぎもついてますよ』

不「うし、食う」


不死川さんに連れられて川辺のベンチに座ってお弁当を開ける


不「げ…鮭大根…」

『お嫌いなんですか?』

不「いや、違ぇけど…嫌な奴のこと思い出した

まあいいや、食うわ」


そう言ってうまいうまいと箸を進める不死川さん

喜んでもらえてよかった


義勇さん…今頃何してんだろ…

あの女の人と一緒にいるのかな

15→←13



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.5/10 (30 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
53人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ありんこ - 面白いです! (2020年1月13日 13時) (レス) id: 717af831f6 (このIDを非表示/違反報告)
煌星(プロフ) - すごい面白いです! (2020年1月12日 18時) (レス) id: 07a235a149 (このIDを非表示/違反報告)
みん - 毎回楽しみに拝見させてもらってます!これからも応援しています! (2020年1月7日 23時) (レス) id: 14536be37b (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:circle | 作成日時:2019年12月21日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。