君の神様になりたい。 3rd

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相｢今日のヒーロー基礎学はちょっと特別だ｣


包帯がとれて完全復帰した相澤先生が朝礼で発した言葉にみんなは体を強ばらせた


運動会明けなのにテストか…？


相｢"コードネーム"、つまりヒーロー名の考案だ｣

｢｢｢胸膨らむやつきたぁぁああ！！｣｣｣


盛り上がるみんなを一瞥で黙らせた相澤先生はさらに話を続けた


相｢というのも先日話したドラフト指名に関係してくる｣


ドラフト指名の説明が終わり、その集計結果が発表された


轟 4123票
爆豪 3556票
常闇 360票
飯田 301票
ｳｻｷﾞちゃん 298票
上鳴 272票
八百万 108票
切島 68票
麗日 20票
瀬呂 14票
神代 1票



相｢例年はもっとバラけるんだが今年は特に2人に注目が集まった｣


おー確かに、焦凍くんと勝己くんへの票の入り方えげつないな

……いや、ちょっと待て


蛙｢ｳｻｷﾞちゃん…？｣


梅雨ちゃんも同じことを思ったらしい

相澤先生はため息をついて頭を搔いた


相｢はぁ…マイクが変な放送するからこういうことになる…まあ良かったな、神代｣

上｢ｳｻｷﾞちゃんに指名数負けてるって…｣


あの、なんか、すいません

でも1番下…名前で指名した人もいたのか…誰なんだろ

まず苗字がバレてるなんて変だし…

いや待て、

なんとなく相手がわかった気がしたので考えないことにした



相｢これを踏まえて指名の有無関係なく職場体験ってのに行ってもらう｣


なるほど、その時に使うヒーロー名ってことか


相｢まあ仮ではあるが適当なのは…｣

ミッド｢付けたら地獄を見ちゃうよ！！｣


バンッと扉をあけて登場したのはミッドナイト先生だった

ミッド｢この時の名が！！世に認知されてそのままヒーローになってる人多いからね！！｣

相｢まぁそういえことだ

その辺のセンスをミッドナイトさんに査定してもらう

俺はそういうの無理だからな

将来自分がどうなりたいのか、名前をつけることでイメージが固まりそこに近付きやすくなる

"名は体を表す"ってのはそういうことだ｣


将来自分がどうなりたいのか、か…



15分後…


ミッド｢そろそろかしら！！

じゃあできた人から発表していってね！！｣


え、発表形式…？

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