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NOside
『…意外とはやく会いましたね…』
実弥「あ?何の話だァ」
____数分前____
ピーヒョロロロロ
ドンドンカッ
「らっしゃーい、金魚すくいやってるよー!」
ガヤガヤ…
『はー…やばい派手にテンションあがる』
夏祭り当日
ギラギラと輝く夜の河川沿いで
Aはひとり目を輝かせていた
いつもの顔のペイントは拭われ
海のように蒼い浴衣を身に纏い
髪も高く結い上げ綺麗に着飾ってあるAは
天元の妹なだけあって学園三大美女とやらにも劣らない美しさだった
「ねぇ君、誰待ってんの?彼氏?」
「友達だったらその子も一緒に俺らとまわんない?」
そんな美女を、そういう輩が放っておくわけもない
『(ナンパか…?天元がよくやられてるやつだ)』
だがAにとってはそんな輩を一捻りするのは朝飯前だった
あまりにも自然に戦闘態勢に入る
しかしその拳が繰り出されることはなかった
「ひっ、ご、ごめん何でもない!!」
『?』
パンチを繰り出そうとしたその瞬間
目の前の男たちが突然Aの後ろを見て
顔を真っ青にしてどこかへ駆けていったからだ
Aはおそるおそる後ろを振り返る
『うわ…』
そこにはものすごい形相をした実弥が立っていた
____そして現在____
『お久しぶりです先生』
実弥「…?」
Aがそう言うと
実弥が心底不思議そうな顔を見せる
Aも最初はその顔の意味がわからなかったが、自分の袖を見て現在の自分の格好を思い出し、実弥の表情の意味を理解した
『…私です…宇髄A』
実弥「…!!え、は!?なん、??」
そう教えると実弥は今までにない程の動揺をみせた
じっと見て確認しようにも
今のAにそのようなことができるほどの度胸は実弥にはない
実弥「っ、すまねぇ…普通に違いすぎてわからなかった」
『いやいいですよ別に』
実弥「ん、1人か?玄弥はどうしたんだァ」
実弥がキョロキョロあたりを見回す
『今待ち合わせしてるとこなんですけど、単純にお祭りが楽しみで30分もはやく着いてしまって…』
近くの時計をみたAが
少し恥ずかしそうに笑う
実弥もその時計を確認すると
実弥「…ちょっと待ってろォ」
と、何故かすぐそこのお面の屋台の方へ歩いていった
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街角のドーナツ屋(プロフ) - まおさん» うわぁぁあほんとですね!?!ヽ(;゚;Д;゚;; )手書きでは書けるのに…何故…。すみません本当にありがとうございます(-∀-`; ) (2021年2月7日 7時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まお - 宇髄さんの漢字が最初から間違ってますので、直していただけると幸いです。 (2021年2月7日 6時) (レス) id: 29b9624abf (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - まりさん» ご期待に応えられるようにがんばります!読んでくださってありがとうございます(T^T) (2021年1月26日 22時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
街角のドーナツ屋(プロフ) - 3104 23さん» 嬉しいです〜!!そう言ってもらえると筆(?)が進みます!ありがとうございますがんばります!!!(*´▽`*) (2021年1月26日 22時) (レス) id: 282020a4c4 (このIDを非表示/違反報告)
まり - 続き楽しみにしてます! (2021年1月26日 20時) (レス) id: ca5a6634ce (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:街角のドーナツ屋 | 作成日時:2021年1月20日 1時