８３、軍パロ（if） �� ページ39
ネタない第三弾。軍パロです。
────
一つの国が滅んだ。
俺は何も感じなかった。
また一つの国が滅んだ。
俺が関わったような気もするが気のせいだろう。
国が滅んだ。国が滅んだ。国が滅んだ。
そのすべてに俺が関わったような気がするし、まったくもって関与してない気すらする。
俺はただ教えただけだ。
情報を、打倒の術を、……滅びへの近道を。
戦争を起こす人間は揃って生き急いでいる…と俺は思う。
今目の前にいるこの男たちだって。
『……で、お前が欲しいのはどこの国の？南？北？
それとも、俺が持っているお前の国の情報？』
？「んふふ、相変わらず察しがいいんやな」
『情報通りきっしょく悪い笑い方をする…鬱』
？「気色悪い言われてますよ？」
ut「ああん酷い」
『…嗚呼、お前が例の期待の新人、チーノくんか。』
ut「ふー…筒抜け、ってわけやな。…お前、どこまで知っとるんや」
鬱が煙草をふかしながら笑い、目を伏せたかと思えば次の瞬間には光のない目で俺を睨みつける。
『…さぁ？全て知っているかもしれないし、誰でも知っていることだけかもしれないな』
ci「
『…っ、はははっ！！…なるほど。流石に、バカじゃねーのな』
チーノの呟いた言葉に俺は思わず笑う。その言葉を、知っている奴がいるとは！
『愉快だ。いいよ、教えよう。その代わり、しっかりと寄越してくれよ？
さもなくば俺は地獄の果てまで君たちを追いかけようか』
そう告げて纏った襤褸を翻しながら歩きだせば二人は何も言わずについてくる。
人知れずほくそ笑むと、乾いた口の端がぴり、と痛みを伴った。
『…………ま、こんなところか』
ut「………ほんっとーに、知っとるんやな。全部」
ci「どっから漏れるんですかねぇ」
『さてな。そこは企業秘密ってこと、で………』
情報を渡し終え、疑問を受け流しつつ立ち上がれば、二つ、軽い破裂音。と、鈍い衝撃。
目線を目の前の男に送れば、鬱は感情一つも読み取れない目で俺を見ていた。
そしてその手では、拳銃が煙を吹いていた。
ut「……障害になるものは消せ、っちゅう総統閣下のご命令でなぁ」
ci「あんた、ちょお知りすぎたかなって」
堪忍な。
鬱の陰にいた詐欺師がそう言って笑う。
『……止めはさせよ』
ut「言われんでも。君に生きてられると厄介なんでな」
ぱん、という音の後、目の覚めるような痛み。
『……ちゃあんと、与えてや』
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ぴーなっつばたぁ - おにぎり食べたくなった (2021年2月7日 1時) (
レス) id: 6fbe1bac58 (このIDを非表示/違反報告)
ぱいなっぷるんるん - 68話の中に三葉惣助いるの草 (2021年2月3日 22時) (レス) id: 9aa5a19581 (このIDを非表示/違反報告)
何処かの島のあかさかさん - 67話の歌…wwww某番組のじゃないですかwいつも楽しく読んでます！頑張って下さい！ (2020年5月8日 10時) (レス) id: a2c93f41d2 (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - いまさらですが、出来ればしょーてんがみたい…ある動画から使うとかでもいいので、できれば…！ (2020年3月25日 1時) (レス) id: 6dd1ea0e59 (このIDを非表示/違反報告)
水面(プロフ) - え、何この作品。マジ神じゃん何なの？軍パロダイジェスト面白くて続き見たいと思ってしまった…何なら書きたい…無理だけど(おい)ご飯作るとこでショッピ君がのってきたん意外だったけど好き。ありやな。続き書くの頑張ってくらはい。 (2019年9月18日 23時) (レス) id: b8e2c4535c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稀 | 作成日時：2019年8月18日 19時
