【wrwrd!】お米食べてどうぞ。【男主】

１４、人の家の匂いっていいよね ページ16

tn「ちょお待っとって」

そう言ってトントンは部屋の中へ消えていった。
俺とグルッペンが部屋の外で待つこと数分。

tn「すまん、ええで」

再度扉を開けてトントンが顔を出したと思ったら俺たちを部屋へと招き入れた。
それを聞いてグルッペンがスッと入っていく。流石遠慮がない。

『…おじゃましまーす』

早速感じる人の家のにおい。うわ〜これがトントンのにおいかぁ。
めっさいいにおいする！！やば！！！(大興奮)

tn「多少散らかっとるけど、まぁ気にせんといて」

『俺の家より全然綺麗だからノープロだぜ』

gr「トン氏〜なんのゲームする？」

グルッペンがテレビの前のゲーム機類を漁りながらトントンに問う。
いやお前が準備するんかい。

tn「ス〇ブラでええんちゃう？」

『3人で？』

tn「じゃマ〇オ」

『あ、俺マ〇オやりた〜い！！マ〇オの協力プレイやったことないんだ！何分ぼっちでやってたもんで！はは…、ははは…は〜……』

gr「なんで自分で傷えぐったん」

『笑いに昇華できると思ったらできなかった…』

いけるかな？って思った。
でも思ってた以上に根深いですね……僕のぼっち精神……

tn「ま、まぁまぁ。今日はぼっちじゃないやん？」

『トン氏……！』

自分で傷えぐって落ち込んでたら大天使トントンのありがたいフォロー。さすトン……

やっぱりトントンはママ(概念)だよママ〜〜〜〜〜〜〜！！！！！(概念)

gr「あ〜なんだぁ。だったら酒でも買ってくればよかった」

『確かに。俺買ってくるよ』

tn「え、ええよ。俺買いに行く」

『家に上がり込んでるのにさらに買いに行かせるとか鬼か俺は？』

トントンをそう言って制して俺は財布を持って立ち上がる。

『グルッペンはウイスキーか焼酎だっけ？』

gr「おう。まぁなんでもいいけど」

ブロマガで読んだぞ！大体ウイスキーか焼酎だってな！期待を裏切らない渋さでめちゃくちゃ好きです。

『トントンは？』

tn「俺はー……なんでもええよ。ジュースでも全然」

『おっけー！ストロングゼロな』

tn「なんであえてそれ」

『俺が好きだから』

俺！酒！好きやし！強いし！ストロングゼロ一日三本余裕ですわ！アル中とか言うな！

『つまみはいる？』

tn「おーん。俺作ってもええけど……」

『ママ……？』

tn「誰がママやねん」

ハッつい本音が！

『ま、いいや！適当にスナック菓子でも買ってくる』

tn「頼むわ」

『ほーい』

任されたぜ。
俺はいつもより軽い足取りでコンビニへ向かった。

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