１６、寝かしつけるの大変やな！ ページ18
『目瞑ってればそのうち寝れるから。な？』
tn「ほんまにぃ？」
『ほんま』
そう言って笑えばトントンはわかったぁ、なんて言いながら瞳を閉じる。
その気持ちもわかるけどね。君は寝れる時に寝ようね？
しばらく何のアクションもないから寝たかなと思ってたら、トントンはベッドサイドに置いてた俺の手を取った。びびった。
tn「俺なぁ〜」
『ん〜？』
ゆっくりとした口調で彼は言葉を紡ぐ。できれば早く寝てほしい。
tn「めっちゃ嬉しいねん」
『…何が？』
tn「米米と友達になれて」
『ン゛ッ』
俺？心臓を鷲掴みにされましたが何か？
大丈夫、これは酔っ払い…酔っ払いの戯言…
tn「俺ほんまに米米の実況が大好きでな…、いつかお話ししたいって、思っとって…」
『ンン〜そっかァ〜』
俺無事ニコニコしてます。すっごい嬉しい…困る…
tn「こうやってコラボすることになって、その流れでこうして会えて…。ほんまに、夢ちゃうかなって」
『…夢ちゃうよ。現実。起きても俺、ちゃんといるからな。』
俺の手をにぎにぎしながら言うもんだからちょっと切なくなって、緩くトントンの手を握り返すと彼は目をつむりながら溶けるような笑顔を見せた。
tn「…ほんま？んふふ、嬉しいなぁ…」
『もう寝よな？』
極力優しく諭すように言えば、トントンは小さく返事した後布団に潜り込んだ。
そして、ようやく深い呼吸のみが聞こえるようになった。
『…や、やっと寝たぁ…』
ふぃーと小さく息を吐いて、次はグルッペンかと立ち上がろうとすると、手が動かない。
それもそのはず、トントンが離してないからです。赤ちゃんじゃん！！
『…失礼しますね〜』
起こさないように指を剥がして、そっと布団の中に収めてやる。
『…おやすみ、トントン』
そう声を掛けて部屋を出る。
次は陽気なバリトン…グルッペンや。
『お待たせグルッペ…おやぁ？』
リビングに戻ったらグルッペン氏すでに撃沈しておりました。
身体を丸めて床に転がっておりまする。
『…せめてソファで…寝てほしかったな…』
俺運べるかな…いや、グルッペン割と小柄だからいけ…いける…？
『…起こさないようにね、そーっとね、そーっと』
ゆっくりグルッペンに近づいて、膝下と脇の下に手を差し込む。
所謂お姫様抱っこです許して
『よっ…、ンーいける』
思ってたより軽かった。細心の注意を払いながらソファへと運んでめちゃくちゃ慎重にソファにおろす。ミッションクリア！と油断した。
その時。
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ぽぽ - お米美味しい〜！ (2023年4月28日 0時) (
レス) @page35 id: 8fec33f08b (このIDを非表示/違反報告)
シン(プロフ) - 周りに睦月って人がいるので、めっちゃ吹いたw！ちょー面白いです！ (2023年3月29日 21時) (レス) @page41 id: b4bec54921 (このIDを非表示/違反報告)
ひなひなひなひな - ゾムさんと男主の米食害がみたいでっす！ (2020年3月23日 21時) (レス) id: 6dd1ea0e59 (このIDを非表示/違反報告)
無名の国民 - こういうのが読みたかってん… (2020年2月3日 19時) (レス) id: 314e44b3bf (このIDを非表示/違反報告)
稀(プロフ) - 由利さん» コメントありがとうございます。「チーノ！(仲間のチーノへの呼びかけ)オスマン(だ)、オスマンを殺れ！」という意図でした。なので直後にチーノの「任せとけ」が来ています。分かりにくくてすいません…… (2019年9月15日 16時) (レス) id: a775866780 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：稀 | 作成日時：2019年8月4日 17時
