【wrwrd!】お米食べてどうぞ。【男主】

１１、ファンです！ ページ13

『っし、しぃっかりと…間に合っていくぅ…はぁ…』

待ち合わせ一分前。おっさん虫の息。
いくら見た目がなぁ！若いって言ったってなぁ！中身はどう頑張ってもおっさんなんだよ！体力無いに等しんだよこちとら

『…そういえば俺あの人たちの容姿知らねぇわ』

ガバった。くそザコですねぇ！

『…多分二人は合流してるだろうから…』

容姿がよさそう。さらにはスマホを持っているか辺りをきょろきょろしてる。そんな特徴の二人組の男を見つけようね！
幸い平日の昼間ということもありそんなに人はいない。比較的。いける！

『ン〜〜〜……あ、れか？』

割と近くに条件の合致する二人組がいた。
黒髪七三で眼鏡をかけてて少しガタイの良い男(顔がいい)とその人より少し小さめ、金髪で眼鏡をかけていて少し人相が悪めの男(でも顔がいい)。

普通にあれじゃね？

俺は歩いてその人たちに近づく。近づいてきた俺に気が付いたのか、怪訝な表情を浮かべながら彼らは俺を見た。

『…あの、トントン、とグルッペン…ですよね？』

tn？「…ファンの方ですか？」

『…え？』

ッハ！そうか！普通に考えたら俺だと思わないよな！そりゃ警戒するわ！害悪だったら大変だもんな！
俺は急いでスマホを取りだすと、自分のTwitterのプロフィールを見せる。

『あ、違くて…俺です。米米。』

tn？「っえっ、米米！？」

『そう…ごめん急に話しかけて』

トントンが素で驚いたみたいなみたいな顔して俺とスマホの画面を見比べる。

tn「うっわすまん！普通にわからんかった！俺トントンです」

gr「思ってた以上に若い…あ、グルなんちゃらです」

『やっぱり…良かったぁ…』

俺はそっと胸を撫でおろす。いや「ファンの方ですか？」あたりからほぼ確信してたけど！

『すまん探すのに手間取った』

tn「いや、俺も情報伝えんの忘れとって…DM送ろうと思ってたとこやねん」

gr「俺らエネルギッシュなおっさん探しとってん。めちゃくちゃ急いで走ってきてた人がいて、それかなぁって思ってたけど若そうだったから除外しとったんやけど…まさかほんまに米米だったとは…」

エネルギッシュなおっさんってなんやねん！そういうの見た目でわかるもんなんですか！？

『はは…見た目ばっか若くて。実はもういい歳のおっさん』

gr「は？嘘だろ。何歳？」

『【ピーー】になる』

tn「…嘘やろ」

『と思うじゃん？』

なんかもうめちゃくちゃ「嘘だろ…！？」って顔されてる。
最終的に保険証見せて納得させた。

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