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じゅーく! ページ20

〜主人公ちゃんサイドに戻ります〜


あの後はだいぶ葛藤した挙句にどうやら赤ちゃんでも食べられるという専用のケーキを作ってくれる、とお兄さんは私に微笑みかけてくれた。


案内された席に着いて、私はハムサンド、きりちゃんはパンケーキ、長谷部くんはケーキを頼む。


そうして待っている時間、ぼーっと外を眺めていれば先程の状況を思い出して。あの場にきりちゃんを置いていく訳にはいけない。しかし長谷部くんはケーキを食べれない。見ているときっと泣き出してしまうだろうから。店内に迷惑をかけるだけだっただろうと思うとゾッとする。


それに…さっきの私の子ですと言わんばかりに子供がとか言ってしまった。ママになった気分だ。


その発言に思い出すだけでも少し頬が熱くなる。


髭切「あれ?A。ほっぺ赤いよ?」
『なんでもないよ…。色々思い出した。あ、そうだ。長谷部くん。』
長谷部「なんでしゅか、あるじ!」


元気そうにこちらを見てほほ笑みかける。声が大きいー!そうだ、主呼びをしていることがバレると怪しまれてしまう。そこで主命、と称して自分の名前で呼ばせることを思いつき。こそりと伝える。


『長谷部くん、あのね。静かに聞いてね。私を名前で呼んで欲しい。』

長谷部「…な、なまえでよぶのは、おしょれおーいです!」(恐れ多いです)

『主命だよ!長谷部くん?』


こそり、と長谷部くんも伝えてくれるが名前で呼ぶのには抵抗あるのかな。焦ったけれど、しかし主命、という言葉で一蹴りされ。黙り込んだあとこくり、と頷いた。

『ありがとう、言うこと聞けて長谷部くんはえらいえらい!』
髭切「ほんとう、えらいえらい。」

長谷部「Aのしゅめえだからとーぜんですっ」


きりちゃんがこちらに手を伸ばして長谷部くんの頭を撫でる。そうして長谷部くんは私を早速名前呼びしている。主命に素直でかわいらしいぞ…、。


そんなこんなで、談笑を続けていたらお目当てのハムサンド、パンケーキ、ケーキが届く。


「お口に合えばいいのですが。」



と、控えめに大きな彼は微笑んだ。

にじゅ!→←じゅーはち!



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ひなちゅ(プロフ) - こだぬきさん» ヒェー!!嬉しいです。゚(゚^ω^゚)゚。しっちゃかめっちゃかになってたりしてて不安だったのですがそう言って貰えて、本当に嬉しいです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いします・・・!!! (2019年5月7日 22時) (レス) id: 1ac6d2fcee (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - お話読ませて頂きました!刀剣男士みんな可愛いです…(*´ω`*)そこに、コナン君達がどう関わっていくのか今から楽しみです!また遊びに来させて頂きます! (2019年5月7日 22時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2019年5月3日 2時

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