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じゅーはち! ページ19

〜安室透side〜


心を動かすような出会い。


その時とは、突然に来るものだ
今日もまた一日、ポアロでアルバイトをしている真っ最中だった。


身長の高めの、金色の髪の毛の肌の白い人がこちらを窓越しに珍しそうに見つめてくる。きっと何かを注文するお客様なのだろう。そう思いあまり気にかけてはいなかったが少しすると小さな子達の姿が見えた。


にこやかに話を続けているが、彼らは全く似てもつかないことに気がついた。親戚か?そういう事も考えられるだろうがなんだか店の前で揉めているらしい。少し様子を見に行こうと思い、外へと出る。

すると見てみれば
泣きそうな顔をしている子と、それをどうしようかと焦る様な小学生くらいの女の子。


小さな子だ、威圧的では怖いだろうと思いしゃがみこんで「どうしたの?」と聞いてみる。
にしても本当に似ていないな。なんて考えていたら


『こんにちは、お声かけをありがとうございます』と子供では返せないであろうしっかりとした言葉が返ってきた。少し大人びていて、綺麗な声。


いきなりのことでへ?と声が出てしまうところだった。


それが表情には出てしまったようで、目の前の少女はまゆに皺を寄せていた。


するとまたその少女は口を開いた。


『ごめんなさい…子供がどうしてもケーキを食べたいとぐずってて。』
その見た目にして母だというのか?


ふつりふつりと、沸騰する鍋のように彼女を気になるという気持ちが高まる。


「離乳食、くらいの子ですよね。よければお作りしますよ」


また気がつけば声に出ていた。


『えっ、本当にいいんですか!…おねがいしますっ。ほら、長谷部くん。ありがとうって言わなきゃね?』

「ありがとぉございましゅ!」

するとその少女は驚いた表情を浮かべるものの、すぐに鈴のなるような声で嬉しそうにふわりと微笑んだ。お礼を言うようにと腕の中の子供にいえば僕ににこりと微笑みかけて礼を言う。

可愛らしい。
…普通ならこんなことはしない。
しかし普段僕は目の前の少女を見かけたことは無い。だから、もしも彼女を逃したら。もう会えなくなるんじゃないかなんて。そんなことを思ってしまったから。


だって、少女の手に抱かれている子供に微笑みかけるその姿は桜のようで。いつか散りゆきそうな。そんな儚い美しさでさえ感じた。



僕はきっと…名前も、素性もわからない。どこか人を引きつけるような不思議な少女にどうしようもないくらいに魅了されてしまったのだろう。

じゅーく!→←じゅーなな!!



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ひなちゅ(プロフ) - こだぬきさん» ヒェー!!嬉しいです。゚(゚^ω^゚)゚。しっちゃかめっちゃかになってたりしてて不安だったのですがそう言って貰えて、本当に嬉しいです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いします・・・!!! (2019年5月7日 22時) (レス) id: 1ac6d2fcee (このIDを非表示/違反報告)
こだぬき(プロフ) - お話読ませて頂きました!刀剣男士みんな可愛いです…(*´ω`*)そこに、コナン君達がどう関わっていくのか今から楽しみです!また遊びに来させて頂きます! (2019年5月7日 22時) (レス) id: 680cc78f50 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ひな | 作成日時:2019年5月3日 2時

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