検索窓
今日:3 hit、昨日:1 hit、合計:4,786 hit

9羽。 ページ10

.


「だから例えばやって。僕こっちきてそない経ってへんし、どこの高校がどうとか知らんから」




なんなんさっきからこいつ。
僕間違ったこと言うてるやろか。事実今は見学期間やろが。




僕は楽しくバレーやろ〜思ってるだけや。



やりたいバレーがほんまにできるとこか、見たろ思ってるだけやし。





吉川「そ、それはそうかもだけど…少しは知ってんだろ!?」



田中「おーいお前ら…」



「…知らんな。関西と宮城じゃ、接点ないやろ」



知らんよ。宮城の高校なんて。知らん。





吉川「お前、知らないのかよ!烏野はこの間の春高全国行ってんだぞ!?お前がどこ中か知らねぇけど、優勝候補だった兵庫のなんとか崎ってとこにも勝っt…痛っ!?はっ?!かず、お前本気で殴ったろ!?」





?「言い過ぎだ、真司。落ち着け」



隣のやつのこと忘れてた…でかいのに存在感消さんでくれ



「!?いっっった!!!!えっ!?」




?「お前もだ。未鳶。そんな熱くなることないだろう」


「す、すまん…?」




縁下「ははは、お前ら元気だなぁ」



危うく体育館からつまみ出すところだったわ〜


なんて笑顔で言う主将。



いや怖いっす。なんなんっすかそれ…






縁下「入部するしないにしろ、とにかく中入んべ〜


ほーら、田中睨まない!練習始めんぞ〜」



パンパンッ、と手を叩いて体育館に入っていく縁下さん。




縁下「さ、ほら1年も。そんなとこ立ってないで中入ってきなって」



振り返って僕らに声をかけた先輩は、僕の方を見て




縁下「そんで、未鳶は思う存分、うちを観察してくれればいいから。な?」


なんて優しい笑顔で言った。






ひん曲がった性格の僕にはそれが、



最大の挑発に見えた。








…ところで。



「なぁ、お前、名前なんていうん」



本田「本田 和昌(ホンダ カズマサ)だ」


「ほーほー。僕はみと 本「未鳶 健。知ってる」


「お、おう。よろしく、な」


本田「ああ」





ここに来て、ようやく目つきの悪いこいつの名前を知った


.

設定2。→←8羽。



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (1 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
11人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:つな | 作成日時:2019年8月29日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。