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25羽。 ページ27

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梶本「俺さ〜今日さ、なんか、いい感じなんだよね」


「おーそれはよかった」


梶本「スパイクもね、いいの打てそうなんだ〜」


「ほーかほーか。ほんなら安心やな」



梶本「…んー」





一体なんの報告だったのか…


まぁ。



「…僕も、ちょびっとやけど、ええ感じしてるわ。
…ちょびっとやけど、な」


梶本「…今日、勝とうね」




僕はなんとなく、その問いには答えられなかった。





…まぁ、理由はなんとなくわかってる。

けど、わかってない。





烏養「よーし、そんじゃ、そろそろ始めるぞ〜」




「「「うぃーーす」」」



ーーーーー




「レフト!!」



月島さんが打ったサーブをネット前にいる本田に綺麗に返した吉川。

からの僕。


「なんや、えらい打ちやすいトスでびっくりしたわ」

本田「ならよかった。オープンしか上げられないけどな」

梶本「オープンあがれば、問題ないよ」


「頼もしいやっちゃのぉ〜」

梶本「未鳶くんのアタック、キレッキレじゃん」

「そーか?おおきに」



月島「ちょっと、そこのちっちゃいの。ちゃんと飛んでくれなきゃ困るんだけど」

日向「うるせぇ!わかってる!!…くっそぉ。

おい!!次は止めるからな!!」


「えー嫌です」


吉川「はっ、おま」

「え、嫌やろ。止める言われて はいそうですかどうぞ止めてください なんて言われへんやろ」


吉川「そうだけどよ…」



「それに、向こうは影山さんがおらへん。攻撃も単調になるやろ。しっかり崩してくしかないで」


梶本「うん、そうだね。…はい、次、未鳶くんサーブ」



「あぁ、うん」



2回ほど床に叩きつけ手に馴染ませたボール。


何度も何度も練習した。


スッとボールを高く上げる。


「(あぁ、いい感じ)」



あとは身体の動くままに、助走をつけ、飛び、



「(打つ)」


バァァァン


山口「ヒッ…」

月島「…」

日向「ひゃいっ」

西谷「…やるじゃねぇか」



これだけは、身体からどうしても切り離せない感覚



「おっしゃ」


吉川「おっ、おま、お、すげぇな、なんだよおい!!」


取ってみてぇ!!!と興奮気味に騒ぐ真司。


「取らせへんわ。あほ」



梶本「…未鳶くん、はい。もう一本」


梶本からボールを受け取る



「おぉ」


一本目は正直、見せもんや。盛大にビビってもらわな。


二本目は…



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作者名:つな | 作成日時:2019年8月29日 0時

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