有岡＝山田山田＝有岡ありやま短編集!! (ページ10)

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Ⅵ ページ10

薮side

観覧車の頂上まであともう少し。

くだらない話をして笑い合っていつの間にかこの位置。

俺は決めていた。頂上で、愛を伝えると...

よし今だ。
そっと深呼吸をして

薮「光。俺はお前がいてよかった。これからも隣にいてくれ。俺はお前しか考えられないんだ。」

八「///……っいきなり何?///でも..お..…れも..薮以外...考えられない...///」

可愛いんだよな。こういうところ

八「何か言えよ！///」

薮「･･･ごめん、あんまり光が可愛いから忘れてた笑」

八「うっさいわ…///大体なんだよいつもいつも可愛いって、俺男d んっ!?//…何すんだよ///」

薮「ふふっ、これからもよろしくな笑」

八「うん///」

今日の遊園地デート、本当にいい思い出になりました！

有岡side

観覧車に乗った。

山「いやぁ～。今日楽しかったね！なんだかんだ」

有「だな。あんなに可愛い山田見れたし」

山「もう、それやめてよ～///」

ほんと可愛んだから。
だがしかし俺はある試練をまだ行っていないのだ。

それは昨日

-薮くんと話していた-
遊園地で最後に乗る観覧車で
思いをしっかり伝えたほうがいいということを聞いた。

その通りに俺は山田に正直な本当の気持ちを伝えてみようと思った。

俺は普段から『好き』とか『愛してる』とか言ってるけど
本当に伝えたいのはその言葉じゃなく他にある。

有「なぁ、山田、好きだよ」

山「い..いきなり何？」

有「いつも俺のこと『バカ』とか『童顔』だとか言うけど俺は山田が俺のこと好きって信じてる。

それに山田が俺のこと嫌いになったって俺は山田のこと一生愛し続ける。」

真剣に言った。いつもの俺とは明らかに違う。
でも俺がずっと山田に言いたくても唯一言えなかったこと。

それに山田は

山「ねぇ大ちゃん。大ちゃんはそれ本当の気持ち？」

有「へっ？」

思っていた言葉と違う言葉が返ってきて若干ビックリした。

山「大ちゃんがそう言ってくれたのは死ぬほど嬉しい。でも1つ勘違いしてることがある。」

有「勘違い？」

山「さっき大ちゃん『山田が俺のこと嫌いになったって俺は山田のこと一生愛し続ける。』って言ったけど、俺は大ちゃんのこと嫌いにならない。

てか嫌いになれない。だって俺大ちゃん無しの生活なんて耐えきれないもん。」

...山田。
ありがとな。
俺山田を一生愛すから。