大好きな人のずっと隣で3《 ar×ym 》 (ページ27)

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ar「ただいま〜」

俺が家に帰るとまだ涼介は帰ってきてなかった。

22時だ、、テレビ付けるか、、

と、テレビを付けて涼介のドラマを見ていた。

もうドラマも終盤に差し掛かっているから

スキンシップの多いシーンが繰り広げられていく。

なんか、、、、、

浮気現場を見てるような、

そんな気分になった。

それでも途中で見るのを辞めることなんてできず

最後まで見たが、見たはいいものの

胸がモヤモヤとどす黒い感情に支配されていくような気分。

ym「ただいま〜」

『はあ〜疲れた〜』と零しながら帰ってきた涼介。

ym「お風呂入った？」

ar「いやまだ」

ym「そっか、、、、、

一緒に、、入る？」

急にそんなこと言うの珍しすぎて一瞬固まってしまったが、

涼介から離れたくなくて、『うん』と返事をした。

－

ym「なんか大貴元気なくない？なんかあった？」

湯煎に浸かりながら涼介がポロリと言う。

流石すぎるな、、

俺の恋人であり、俺の親友。

全部お見通しってやつか、、、、

ar「んー、まあ、、、」

ym「どうしたの？俺にも言いづらいこと？」

俺にもって、お前だから言いづらいんじゃと思い

ar「いや、まあ、大したことないから」

と素っ気ない返事をして終わりにしてしまった。

こういう時の涼介って

俺が話すまで無理やり聞こうとせずただ隣にいてくれる。

こんな事でむしゃくしゃしてヤキモチ妬いてるなんて

ちっちぇ男って笑われるかな。