・ ページ17
ar side
次の日JUMPでの仕事があるため
テレビ局にやってきた俺だが
そこに昨日知念が言っていた
涼介を傷つけたとかいう女性タレントがいた。
その女性は俺を見つけると小走りで走ってきて
「お久しぶりです、先日はお世話になりました」
と言って可愛らしく微笑んできた。
ar「あの、話したいことがあるんですけど
ちょっとお時間大丈夫ですか？」
俺らは場所を変え、人気の少ない場所まで移動した。
「あの〜、話っていうのは？
そういえば私も話したいことがあったんです〜」
と、さりげなくボディタッチをしてくる彼女に
苛立ちも最高潮に達していた。
ar「昨日涼介に何言ったんですか？」
きっとこんなこと言われると思ってなかったのだろうか、
みるみるうちに女性の顔が曇っていったが
「山田さんにですか、、？
私は何も言ってないですよ、」
ar「私はってなんですか、
じゃあもう1人いた方は涼介に何を言ったんですか？」
「いや、、その、」
ar「随分酷いこと言ってくれたみたいですよね、
俺が仕方なく一緒にいてあげてるとか
俺の人生を邪魔するなとか、」
「、、っ、私、有岡さんのことが好きなんです、、！」
ar「だから？だからなんなんですか？
だったら俺の奥さん傷つけてもいいんですか？
俺は、仕方なく一緒にいるわけじゃない、
女とか男とか関係なく奥さんのことが好きだから一緒にいる。
何も知らないくせに
わかったような口聞かないでください。」
かなり詰めてしまったからか泣き出してしまった彼女。
ar「好きだと言ってくれたその気持ちは嬉しいですけど、
お答えすることはできません。
今からあなた達が傷つけた俺の奥さんに
会いに行かなきゃいけないので失礼します」
足早にその場から立ち去り、
楽屋に向かおうと曲がり角を曲がったら、
目に涙をいっぱい溜めた涼介が俺の腕に飛び込んできた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 99人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：いちご入りオムライス | 作成日時：2024年3月17日 2時
