#0415 ページ14
ym side
今日は俺の旦那さん、大貴の誕生日。
ですが新しいドラマが始まるので
ドラマの撮影やら、番宣やらで大忙しな俺。
大貴の誕生日の今日も夜遅くまで仕事。
ちゃんとプレゼントも用意したのに、、、
日付が変わる前に帰れるかな〜、、、、、、
今日はドラマの番宣でバラエティ番組の収録。
−
無事に収録も終わり時刻は22時。
このまま帰ればまだ間に合う！
早く帰ろうと思い
スタジオを後にしようとした時に聞こえた会話。
「有岡君の連絡先聞いてくれば？」
「わざわざ奥さんに？(笑)
喧嘩売ってると思われるでしょ」
「正直男と結婚してるとか
いつか目が覚める時が来るでしょ、
いい女見つけたら手放して
ちゃんとした恋愛すると思うけど」
有岡君、、、、？
って大貴のことだよね？
大貴のこと、、話してたよね、、、、、？
もう一度話していた方を見ると
1人の女性とバチッと目が合った。
「あ、山田君お疲れ様でした〜」
ym「あ、お疲れ様でした、、」
たしかこの女性、前に大貴と番組で共演してた気がする。
なんだかすごく嫌な予感がした、、、
「あの、有岡君の連絡先、教えてくれませんか、？」
ym「え、、あ、いや〜、、、なんでですか？」
「前回共演した時親しくなったんですけど
連絡先聞きそびれちゃって、、
だから、だめですか？」
ym「いや、急にそんなこと、、言われても、、、
本人に聞くのが、1番いいんじゃないですか、、ね、」
俺がそう言うと今まで黙り込んでいた方の女性が
急にギロリと睨みつけてくるような目で俺を見てきて
「正直有岡君優しいから
山田君のこと捨てられないんじゃないかなって
思ってるんですけどどうなんですかね、
山田君重そうだし、同じグループの人だし、
今更引くに引けなくなったんじゃないですか？
これから一生男と人生歩んでいこうとしてるとか
馬鹿馬鹿しいし、有岡君も目覚ませばいいのに」
すごく、すごく傷ついた。
悲しかった。
何も言い返せない自分に腹が立った。
「女の人と普通の幸せ手に入れてほしいなあ、
だから山田君が自分から身を引けば
丸く収まる話なんじゃないですか？
これから先も一緒にいてくれるとか自惚れんなよ、
有岡君のこれからの人生邪魔しないであげなよ」
ゴミを見るような、冷たい目で睨まれ
女性2人はその場から立ち去った。
俺だけが残され、その場に立ち尽くしたまま。
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作者名：いちご入りオムライス | 作成日時：2024年3月17日 2時
