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Marble*6.8 ページ8
潤「…2つ隣の楽屋…空いてたよ。」
.
その潤くんの言葉通り。
私たちが来たその楽屋は。
今は誰も使っていなかった。
.
翔「…早くしてくれる？彼女待ってるから。」
.
その″彼女″と言う言葉が。
彼の口から発せられただけで。
胸が苦しくなる。
.
A「やだ…やめて…？」
翔「…何が？」
.
眉を寄せて、心底迷惑そうに
返す口調は。
私の知らない、翔くんで。
.
A「…あの子の事、彼女なんて言わないで…っ！」
.
自分の中に蓋をしてきた思いが。
全部、零れて行く。
.
A「ずっと…ずっとっ…私の事、好きでいて…！」
.
あなたは笑う…？
こんなに″恋″に必死にしがみついている私を。
″哀れだ″…って。
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作者名：夢乃
| 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/houseki/
作成日時：2013年8月3日 16時
