STORM* Marble Loves 6 (ページ24)

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Marble*6.24(智side) ページ24

A「…受けます、縁談。」

雅「ちょ、Aっ！」

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相葉ちゃんが。

目を大きくさせて。

Aの小さな肩を揺する。

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A「だから…皆の罰則は、全て白紙に。
今日の事は…全てなかったことに。若藤さんにも…私から謝ります。」

「……いいだろう。」

和「よくねぇよ！」

.

ﾆﾉの通話状態にされていた携帯が。

目の前の机に置かれる。

.

和「A、お前…っ！誰に何て言われた？
また、後ろで操られてるんだろ？！さっきまで泣きじゃくってたくせに…
そんな判断、お前に出来るわけ…」

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珍しく、取り乱してる。

ﾆﾉが。

Aの華奢な肩に食い込むﾆﾉの爪は。

力がこもりすぎて、白く変色してる。

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A「…いいの。もう、私には何もない。
抱きしめて、ｷｽしてくれる大好きな人も。
私の前から、消えたから。……若藤さんを、好きになる。」

「よし、いいだろう。もう帰りなさい。」

智「ちょっと待てって！」

.

全て解決したように。

涼しい顔で会議室を出て行く事務所の人間。

Aの大きな目に涙がたまったのは。

社長が最後に会議室を出て行った、直後だった。