STORM* Marble Loves 6 (ページ14)

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Marble*6.14(翔side) ページ14

若藤「ちょっと、あなた！」

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それを、若藤が引き止める。

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若藤「何であなたにそんなこと言われなきゃならないんですか？！
…ていうか、なんで僕の名前…」

智「Aは俺の大事な女の子だから。
甘えん坊で、気が強いけど笑顔が可愛い俺らの大事なﾒﾝﾊﾞｰだから。」

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そう言って、智くんは泣き崩れるAに近寄って行く。

壁に手を突きながら立ち上がった俺は

その様子をじっ、と見ていた。

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智「A…？大丈夫？よしよし、一緒にかえろ？」

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智くんに抱えられて立ち上がったAは。

目を伏せて、智くんの腕を掴んで。

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涙で濡らした顔を、そっと伏せた。

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智「…何であんたの名前を知ってるか、だったっけ？」

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そう言って、目を伏せた彼は。

すごく、綺麗で。

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智「どこまで極秘か知らないけどさ。
…俺らが知ろうと思ったら事務所の内部の情報なんて筒抜けなんだよ(笑)？」

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んふふ、と笑った彼独特の声は。

今日だけ…その瞬間だけ。

物凄く、不気味に聞こえた。