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(''ある朝''の続き)
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mm side



『じゃあなんかあったら電話しろよ?』



蓮「わかってるって、」




心配性の幼馴染みを康二と2人で送り出す。





もう22歳。

いい大人なのに、未だに過去から解放されない。





小さい頃から虐待を受けてて、

小学生の時から施設に入ってた。




雨の時は親のイライラも重なって、

ほんとに苦しいくらいに暴力を受けてたんだ。




それが今でも、雨が降った時にはフラッシュバックしてしまって、みんなに迷惑かけてる。





でもすのう荘のみんなは、

何事もなく優しく接してくれるし、




特に幼馴染みのAは、

ずっとそばに居てくれてた。





虐待で親が捕まって、

施設から学校に通ってた俺は、虐められてた。





それでもAは、一緒に遊んでくれて、

それが嬉しかった。





その時からAの存在は、

俺にとって、大切でかけがえのないものになったんだよね





俺の過去の話はこれでおしまい、ね?





康「おーい、めめ?」




ほら、考え事してたから、

康二が不思議そうに俺を見てる。




蓮「ん?ごめんごめん」



康「暇やから、ゲームしよや!」



蓮「うん、いいね」





2人でゲームをして、お昼ご飯も食べて、

まったりして、楽しい休日をすごしてた。





.





すると14時ぐらいに、康二の携帯から一本の電話。



ちょっとごめんな、とリビングを出ていった。





10分後ぐらいには帰ってきて、

康二は顔を顰めてた。





心配になって、聞いてみれば、




康「急な仕事が入ってもうてん、今から行かんといけん…」




その瞬間、

今日の天気予報が思い出される。





今日は…


俺の嫌いな雨。





またみんなに迷惑かけるんだろうな、って感じてた。






みんなに連絡しとくから!と

ドタバタと出ていった康二。





頼むから、心配掛けたくないから、雨降らないで

と、願うばかりだった。





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作者名:えむてぃ。 | 作成日時:2021年1月14日 9時

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