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初めての行為は痛いものだと思っていたけど
痛くなかった
むしろ気持ちよかった
隣でスースーと静かに眠る恵を見てドキドキする
恵と一緒にいるといつも安心する。
恵の彼女になる人は幸せなんだろうなぁ
恵の彼女になる人ってどんな人なんだろう
勝手に綺麗でおしとやかな女性を想像して
ムッとなる
この気持ちの正体がなんなのかは分からないけど
恵に他の人とは違う感情を抱いているのは確かだ
『こう言う時は野薔薇に相談だ』
ーーーーーーー
次の日
『のーばらー!』
「んもう、こんな朝っぱらからなんだってのよ」
コンコンとのばらの部屋のドアを叩くと眠そうな顔をして出てくる
昨日恵との行為の後変な時間に爆睡をかましてしまい
夜眠れずにオールで過ごした結果
ただいまの時間朝の7時
『ご、ごめんごめん
相談したいことがあって』
そういうとしょうがないわねぇといって部屋に入れてくれる
いい友達を持ったなぁ私は
「それで、相談って?」
コップに入れた牛乳を飲みながら
よっこらしょとおじさんのような声を出して床に座る野薔薇
『実は昨日恵と、したの』
「したって?なにを」
『え…あれだよあれ』
相談すると言ったものの友達にこうゆう話をするのはなんだか恥ずかしい
「?なによ、はっきり言いなさいよ」
『えっえぇ…だ、だから
その、
えっちを…?』
「ッブーーーーー!!!!」
『うわっ汚い!』
飲んでいた牛乳を口から噴き出す野薔薇
「ちょっちょっと?!私らがバッセン行ってる間にそ、そんなふしだらなことしてたわけ?!
許さないわよアンタらぁぁぁ!」
『お、おちついて野薔薇、
これにはかくかくしかじか』
・
「ふーん、それで伏黒に対して他の男とは違う感情を抱いてて
その正体が知りたいってわけね?」
『おぉぉ!そうです!野薔薇先生!』
さすが女子同士。理解が早くて助かる
「うん、それはね
アンタが伏黒の事好きなのよ」
『え…
私が恵を好き?!』
「そうよ、アンタが前に言ってた【恋】ってやつよ」
『え…』
私が恵に恋してる?
そんなバカな、
『でもね、恵とずっと一緒にいたい、とか
恵の彼女になる人は幸せなんだろうなぁ、って思い始めたのは結構前からなんだよ』
「だからアンタはずっとそれが恋だって知らなかっただけよ」
『そ、そうだったの?!』
じゃあ、恋に恋していたあの頃から
私はもうすでに恵のことが好きだった?
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バナナ - えええええ!続編めっちゃ楽しみですぅ!! (1月1日 10時) (レス) @page41 id: 80a7f846aa (このIDを非表示/違反報告)
らい - 作品読ませて頂きました!めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2022年11月23日 17時) (レス) @page41 id: 58c2d9b1cc (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 大変申し上げにくいのですが、虎杖の名前は「悠二」ではなく「悠仁」だと思います。 (2022年6月12日 3時) (レス) @page21 id: dd72bcfd45 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:てん子 | 作成日時:2022年3月17日 0時