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お祭り会場をふたりでしばらく他愛もない会話をしながら歩く
わたしのに手には屋台で田中くんが買ってくれたたこ焼きをもっている


『恵どこいっちゃったんだろー

んっこのたこやきおいしい!田中くんも食べなよ!』

とたこ焼きを田中くんに差し出すと

「あ、うん!ちょうだい」

と少し屈んで
私の目線に合わせて口を開ける田中くん


ん、?これは
あーんというやつか?!と思い


内心ドキドキしながら田中くんの口にたこ焼きを入れる


「うん、おいしいね」


私と目線を合わせてそう笑いかけてくる田中くんにすこしドキっとしてしまう

もちろん男の子にあーんなんてしたの初めてで


なんだかすこし青春らしいことしてるかも!なんて嬉しくなってしまい
ニコニコと表情が緩む私を見て田中くんが
ふふっと笑った


「ふふ、桜木さんってかわいいよね」





『っんえ?!!」


いきなり可愛いなんて言われたものだからびっくりする

五条先生に
Aかわいいなぁ〜!なんて
おちょくられることはしばしばあるが


同級生の男の子にそんなことを
面と向かって言われたのは初めてだ


「自覚ないの?学校中で桜木さんがかわいいって
けっこう噂になってるのに。

僕の友達もさ、桜木さんかわいいから話してみたいって奴沢山いるけど
伏黒くんがいつもとなりにいるから
僕も含めてみんな話しかけられないんだよ」


伏黒くん怖いからさ、ふふっと笑いながらそう言う田中くん


自分で言うのもおかしいがたしかに
容姿は悪い方ではないと思う
恵がいつも隣にいるせいで男の子が寄ってこないのも薄々感じていた


でも、そんな噂になるほどだったのかと疑問におもってしまう






「だから今2人きりで初めて話せて嬉しいよ」

『そ、そんな!
言われ慣れてないからそうゆうの照れちゃうなぁ』

自然と頬が赤くなってしまいえへへと耳の後ろをかく



「よかったらこの後一緒に花火見ない?もう辺りも暗いし
そろそろだと思うよ!」


そう言われて辺りを見るといつのまにか薄暗くなっていて


屋台のオレンジ色のライトと蛍光灯だけが辺りを照らし
さきほど恵と2人でいた時とは雰囲気がガラッと変わっていた

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設定タグ:呪術廻戦 , 伏黒恵 , 五条悟   
作品ジャンル:ラブコメ
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バナナ - えええええ!続編めっちゃ楽しみですぅ!! (1月1日 10時) (レス) @page41 id: 80a7f846aa (このIDを非表示/違反報告)
らい - 作品読ませて頂きました!めっちゃ好きです!更新頑張ってください! (2022年11月23日 17時) (レス) @page41 id: 58c2d9b1cc (このIDを非表示/違反報告)
れな(プロフ) - 大変申し上げにくいのですが、虎杖の名前は「悠二」ではなく「悠仁」だと思います。 (2022年6月12日 3時) (レス) @page21 id: dd72bcfd45 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:てん子 | 作成日時:2022年3月17日 0時

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