そのりぼん手強いです！2（忍たま）

救出作戦 ページ13

Aside

兵助「でも勘右衛門、三郎達が居ないけど良いのか？」


私とおんなじ事を思っていたのか久々知君が尾浜君にそう聞く

勘右衛門「…細かい事は気にしない！」

兵助「適当だ…」

重要な事だけど…

勘右衛門「えーと…作戦の話に戻ってどうやって八左ヱ門を助けるかだけど

兵助が女装したままの姿で◯×山に向かってその山賊達を誘き寄せるっていうのどう？」

兵助(俺…？！)

『…久々知君が良いな良いけど…』

勘右衛門「よし！じゃあこれでいくけど俺とAが兵助の隣歩いてたら

(俺とAがカッコ良すぎて)山賊達が寄ってこないかもしれないから俺とAは

兵助から近い茂みに隠れて山賊達が出てきたら

山賊をボコボコにして八左ヱ門の居場所を聞き出す！って感じで良い？」

なるほど…すごいな尾浜君…！こんなに早く作戦を立てれるなんて…

兵助「勘右衛門…」

勘右衛門「何だ兵助？」

久々知君が尾浜君の名前を呼ぶと尾浜君が不思議そうに聞き返す

兵助「もし俺の目の前に現れた山賊達が八左ヱ門を攫った山賊達じゃ無かったらどうするんだ？

◯×山は広いし八左ヱ門を攫った山賊達が都合良く出てくるとは限らないし…」

勘右衛門「……確かにそうだな…」

久々知君の言った事に手を顎につけて考え始める尾浜君

ここは私も作戦の案を言わないと…！考えろ…頭をフル回転させて…！



………よし！思いついたぞ！！

『…あ、あの山賊を手っ取り早く誘き寄せる為に私と尾浜君が女装して(Aは女装じゃないけど)

三人バラバラで歩いて◯×山にいる山賊達を出させる可能性を高くするって言うのはどうかな…？』



勘右衛門、兵助「「…………賛成！！」」


良かった…凄い間があったから不安になったけど…

勘右衛門「確かに別れて歩いた方が山賊達が出る可能性は高いね」

兵助「凄いね、A。パッと思いつくなんて」

『あ、ありがとう』

て、照れるな…

勘右衛門「じゃあ早速、俺達は着替えよっか」

『うん』

ーーーーー

勘右衛門「じゃあ着替えた事だし行こう…ってそうだ！A！」

着替えが終わり路地裏から出ようとした時尾浜君が少し大きな声で私の名前を言った

何だ？！

『ど、どうしたの？』


勘右衛門「あのさ、もし山賊達が思ったより強くて苦戦したら俺か兵助の名前、呼んでね。

すっ飛んでくから」

兵助「そうだよ、A。遠くに居ても助けに向かうから。でもAは強いからそんな事

無いかもしれないけど…」

勘右衛門「一応ね、一応！」

なんて優しい人達なんだろう…

『…ありがとう。凄く心強いよ』(微笑んでる)

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