そのりぼん手強いです！（忍たま）

拳 ページ39

Aside

『りぼん、手助けしないでね』

そう小声で伝えるとりぼんは［え〜］と言う風に動いた

困ったな…いつもは［分かった］って直ぐに言ってくれるのに…

『お願い』

そう頼むとりぼんは［…良いよ。］と少し不服そうに動きながらそう言ってくれた

『ありがとう』

りぼんに小声でお礼を伝えるとりぼんは少し嬉しそうに動いて元の位置に戻った

可愛いっ！！

小平太「A！準備は良いか！？」

『はい』

はぁ…緊張する…でも頑張らないと！

小平太「じゃあ始めるぞ！」

？？「おい！小平太ぁ！Aを巻き込むなぁ！！」

七松先輩がそう言って足を踏み込むと同時に

凄い形相で追いかけてきてた人が向こうから走りながらそう言った

だが七松先輩は止まる事なく私の前に移動して苦無を振り上げていた

え？！続けんの？！

私は驚きながらも広げていた鉄扇で苦無を防ぎそのまま弾くと

七松先輩の顔、目掛けて回し蹴りをする。だが腕で防がれてしまった

まぁそうですよね…！

小平太「面白くなってきたな！！」

そう言うと七松先輩はいきなり姿勢を低くして私に足払いをかける

危ねっ！

その足払いを飛んで避けると私は姿勢が低いままの七松先輩の肩に手を置き

そのまま七松先輩の後ろに着地する。すると直ぐに姿勢を直し立つ先輩

それを見計らった私は七松先輩の目、目掛けて鉄扇を振りかざす

だが七松先輩はそれをブリッジで避ける

七松先輩、柔らかいんだなぁ…すげぇ…

『っ！！』

そんな事を思っていると私の顔に何かが飛んできた

な、何これ？！

私は飛んできたものを手で掴むとそれはふんどしだった

なぜふんどし？！？？

そ、それにこのふんどし誰の？！

私が戸惑っていると七松先輩はブリッジの状態から勢いよく起き上がり私の顔面に拳を突き出した

ぁ…
　
　 ドゴッ！

その瞬間、何かを殴る痛ましい音と何か物が落ちる音が辺りに鳴った

『っ〜！！』

私はあまりの痛さに鉄扇とふんどしを落としてしまった

りぼんの大暴走→←七松先輩と再び！？

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