そのりぼん手強いです！（忍たま）

火薬委員会2 ページ34

久々知兵助side

Aが保健に入りたいなって思ってる…？！何でだ？！

理、理由を聞いてみなくちゃ

兵助「何で入りたいなって思ってるの…？」

『ほ、保健委員会って薬の調合とかしてるらしいし…ついでに毒の調合とかも学べるかなって…

あ、勿論、治療の仕方とかも学びたいし…』

な、なるほど…でも

兵助「何で毒なの？」

『私、鉄扇を使ってるから毒の粉とかを撒いて鉄扇で広げるっていう時があるから…毒が必要で…』

あぁ〜それで保健委員会に…

兵助「そうなんだ…でも火薬委員会も学べる所あると思うよ！例えば…火薬の調合をして凄い爆弾を作ると

か…！」

ん〜…あんまり良く無いな、この例え…しかも爆弾だし…

はぁ…Aには絶対に火薬委員会に入って貰いたいのに…

『なるほど…』

え？め、めっちゃA、考えてる…なんか可愛いな…

じゃ、じゃなくて！！

もうちょっと火薬委員会のいいところを…！

えっ〜と…そうだ！これがあった！

兵助「あとは定期的に親睦会として豆腐パーティを開いてるし…！」

『豆腐パーティ…？』

兵助「うん！俺が作ってる豆腐で親睦会という名のパーティを開いてるんだ！」

『そ、そうなんだ…』

兵助「うん！だから火薬委員会に…！」

［兵助本人は気づいていないが物凄く必死になっている］

『……ふふっ』

兵助「！！」

A今、笑ったよね？！

『火薬委員会に入りたいかも…』

そう微笑みながらAはそう言った

今、入りたいかもって！

それに微笑んだA、天女みたいに美しいなぁ…

彦四郎「火薬委員会の見学はこれで終わりです…！」

Aの微笑んだ顔に見惚れていると彦四郎の声がした

も、もう終わりか…もっとAと喋りたかったな…

『あ、久々知君、仕事がまだ終わってないけど…』

兵助「あ、全然いいよ！俺が話しかけてあまり仕事に集中出来なかっただろうし…」

『あ、ありがとう…』

そして俺とAは彦四郎達のいる所に向かった

三郎「じゃあこれで火薬委員会の見学は終わりだ」

三郎は俺達、火薬委員会に挨拶をして火薬倉庫を出ていった

Aも後を追うようにして火薬倉庫を出て行こうとしていた

兵助「…A！是非、いや！絶対に火薬委員会に入ってくれ！」

俺はAを呼び止め、そう伝えた

『…！』

するとAは振り返って驚いた顔から笑顔を見せ、そのまま行ってしまった

本当に天女みたいだなぁ…返事は返ってこなかったけど何か色々、嬉しい事がいっぱいだったな…

ｰｰｰｰｰｰ

火薬委員会見学、完了！

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