そのりぼん手強いです！（忍たま）

“あの子“に見えた ページ23

Aside

ん…うぅ…

ぁ…あ…暑い！！

いや、今日暑過ぎでしょ！

私は他の日よりも比べものにならない位の暑さに飛び起きた

あれ、このくだり前もやった様な…(やってる)

まぁ…良いや…さっさと身支度しよ…

私はあつい布団の中から脱出して

鏡台の前に座り、櫛を手に取って髪を梳かしていると

机の上に置いてある新しい忍装束に目がいった

そうだ…今日、自己紹介だ

……頑張ろう！！

そう気合を入れて私は髪を梳かすのをやめ、髪紐を手に取り

髪を上の方に持っていって、りぼん結びにした

するとりぼんが［おはよう］と言う感じで私の耳周りを動き出した

いつも見てるけど可愛いなぁ…

そう思いながら寝巻きから新しい忍装束に着替えた

…群青色ってやっぱり綺麗…

あっ…そうだ！早めに校庭に来いって言われてるんだった！！

私は鉢屋さんに言われた事を思い出し急いで校庭に向かった

ｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰｰ

ふぅ…早めについたかな…って何で忍たまの人達がこんなにいるの？！？

え？！私、来るの遅かった？いや、遅くは無かったはず！ど、どう言う事なんだ…？

勘右衛門「あ！Aちゃーん！こっち、こっち！」

私が考えを巡らせていると勘右衛門さんが朝礼台の近くで私の事を呼んでいた

あ、尾浜さんだ！

私は走って尾浜さんの所へ行った

勘右衛門「おはよう、Aちゃん！自己紹介の内容ちゃんと考えてきた？」

『はい、夜になるまで考えました』

勘右衛門「そうなんだ！Aちゃんは真面目だね！」

…！！びっくりした…“あの子“に見えた…

そう言ってくれた尾浜さんの顔が“あの子“に一瞬、重なって見えた

本当にびっくりした…

そ、それより何で忍たまの人達がこんなに早くいるのか気になってたんだった…！

『あの、尾浜さんどうして忍たまの人達がこんなに早くいるんですか？』

勘右衛門「あぁ〜それは色々あってAちゃんの事が忍たま中に広まっちゃって…

それで今日の朝会はAちゃんの事じゃ無いかって皆んな、気になって早く来てるんだよ」

そ、そうなんだ…色々あってがなんか気になるけど…

『ありがとうございます』

私は尾浜さんにお礼を言った

勘右衛門「…けいg三郎「おい、A！もうすぐで朝会が始まるからこれを持って待機してろ」

すると鉢屋さんがマイクを渡してそう言った

『はい』

尾浜さん、何か言ってたけど何だったんだろう…？

勘右衛門「……チッ」

え…？お、尾浜さん…？

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