そのりぼん手強いです！（忍たま）

保健室 ページ18

頭の処理が追いつかず、勝負の疲れでぶっ倒れてしまったA

八左ヱ門に姫抱きされながら急いで保健室に運ばれている

その周りに五年生が心配な様子でついてきていた

そしてりぼんもAが心配なのかずっとAの顔周りであたふたしている

五年生((本当に何だ？このりぼん…))

伊作「此処にその子を寝かして！」

保健室に着き八左ヱ門は伊作に言われた通りAを指定された場所におろして寝かせる

伊作「……体調が悪い訳じゃないし特に悪い所も無いから多分、疲れて倒れちゃったのかな？」

伊作はAの体(やましくないよ)に触り悪い所が無いか確かめそう言った

伊作「それにしても凄い強かったなぁこの子」

仙蔵「伊作、ちょっと良いか」

伊作がAの事を褒めていると扉の方から仙蔵が伊作の事を呼んでいた

伊作「あ、うん！」

そして仙蔵は伊作の耳元に小さい声で何かを話すと伊作は相槌をうって五年生達にこう言った

伊作「僕はこれから用事があって戻って来れないけど多分、その子の事は新野先生が見てくれると思うから

君達はちゃんと授業に出るんだよ？」

五年生「「分かりました」」

そう五年生達が返事をすると伊作は保健室を出て行った

すると五年生達はAについて話し始めた

勘右衛門「本当にAちゃん凄いなぁ。七松先輩に勝つなんて」

兵助「そう言えばAさんの得意武器って鉄扇なのかな？」

雷蔵「多分ね…それにしても扱いが簡単そうで結構難しい鉄扇を使うってAさん、凄いなぁ」

三郎「八左ヱ門には到底、無理だな」

八左ヱ門「何で俺なんだよ？！」

八左ヱ門が声を上げる

『ん…んん…』

五年生「「！！？」」

すると八左ヱ門の声で目が覚めたのかAが起きた

『…ここは…』

雷蔵「あ、目が覚めた？」

三郎「八左ヱ門がうるさくするから…」

八左ヱ門「誰のせいだ！」

兵助「Aさん、体調は大丈夫？」

『はい。大丈夫です。』

五年生「「良かった…！」」

五年生達はAの体調を聞き安堵した

勘右衛門「…あ…！」

三郎「どうした？勘右衛門」

勘右衛門「授業…！！」

五年生「「あ！！」」

兵助「早く行かないと！」

八左ヱ門「急がないと！」

雷蔵「Aさん、あまり無理しないでくださいね」

兵助「そうだよ。無理して授業でなくても大丈夫だから」

『…ありがとうございます』

そしてAを除く五年生達は立ち上がり保健室を出て行った

『(優しいなぁ…)』

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