そのりぼん手強いです！（忍たま）

尾浜勘右衛門の思う事1（続きます） ページ12

勘右衛門side

「今日は五年い組に新しい子が来ます」

朝、先生は驚くべき事を言った

新しい子？

この時期に？テストも実習も盛んになるってこの時期に…？

でも上級生の、い組に編入して来たんだから相当優秀な子なんだろうな

「Aさん、入ってください」

そう思っていると先生が聞き覚えのある名前を言った

A…？

その子って朝の…

あっ…！！やっぱりあの子だ！

黒髪のサラサラヘアーを靡かせながら

教室に入って来た美しい女の子

「では自己紹介をしてください」

先生がその子に自己紹介をする様に促す

『…くのたま教室から来ました。AAです。』

A…A…

あっ！思い出したぞ！！あの子、一年生の頃に…！

「皆さん、仲良くしてあげてください」

五年い組「分かりました」

「直ぐ打ち解けると思いますよ」

そして先生がAちゃんの肩に手を置こうとした時

　 パシンッ！！

Aちゃんがつけていたりぼん動き先生の手を強く弾いた

え…？い、今りぼんが勝手に動いたよな…？

「え？」

先生も理解が追いついていない様子だった

「…はっ…Aさん…あ、あちらに座ってください…」

すると先生は理解が追いついて来たのかAちゃん(正確にはりぼんの事)が怖くなったのか

少し距離を取って席の場所を言った

『分かりました』

Aちゃんが落ち着いた様子で先生の指示に返事をし、その席に向かった

そして先生が指しているのは俺の隣

……隣…？！俺の…？！
　
嫌って訳じゃ無いけどなんか色々と緊張するな…！

するとAちゃんが俺の隣に座った

…綺麗だな…

あ、そういえばAちゃんって忍たまの友持ってないよな…？

大丈夫か？なんかくのたまの友、開いてるけど…

ここは学級委長として…！！

勘右衛門「Aちゃん、忍たまの友持ってないよね？俺のみる？」

するとAちゃんは俺の方を向いて俺の顔をじっと見た

『ありがとうございます。見せて貰っても良いでしょうか？』

よ、良かった！

勘右衛門「うん、良いよ。はい」

そしてAちゃんよりに忍たまの友を置いた

それにしてもAちゃん対して気になる事がいくつかある…

…でもまずはその許可を取らないとね！

勘右衛門「あのさ…君に質問したい事がいくつかあるんだけど良い…？」

小声で俺はそう言うと

Aちゃんは俺の顔をじっと見た

な、なんて言うんだろう…？

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