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鋼鐵塚さんに連れてこられた女の子は、お面をしていない。
この子は、刀鍛冶じゃないのだろうか。
色白で、茶髪の綺麗な髪に大きな瞳。
つい、僕は見惚れてしまった。
鉄珍「可愛いやろ、この子」
無一郎「…!あ、え、えっとあの…」
鋼鐵塚「ふん、この思春期が…」
鉄珍「Aっていっての。」
「近くの山で倒れてるのを刀鍛冶が拾ったんや。」
「でもな、Aは、耳が聞こえんのや。」
耳が…聞こえない…
鉄珍「女の子だし、刀を研がせるのも可哀そうでな、」
「良かったら、無一郎が引き取ってやらんか。」
え?僕がこの可愛い子を連れて帰っていいの?
あ、でも…
無一郎「僕は全然いい(むしろウェルカム)ですけど、彼女は…」
鉄珍「ああ、Aが君がいいと言ったんや。」
「年、一緒やしな。」
僕を、選んでくれた…!?
何それ、嬉しすぎでしょ。
無一郎「分かりました。屋敷は部屋がたくさん余ってますし、Aは僕が引き取らせていただきます。」
鉄珍「おお、ありがとう無一郎。」
鋼鐵塚「良かったなA!」
鋼鐵塚さんが紙に筆で、
“無一郎がお前を引き取ってくれる”
と書いてAに見せると、
彼女は太陽のように眩しく、可愛い笑顔を見せた。
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作者名:好歌 | 作成日時:2024年1月20日 23時