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「あ、あの、…中原さんは一体どこから話してるんですか？」
声からしてすぐ近くだった。というか、私自身から聞こえたような気もする。
ここら辺は特に隠れる場所もない。
まさか、中原さんは透明人間になれるのか…？
そんな馬鹿な事を考えていると、くくっと笑う声がした。
目の前の太宰さんを見てみるが彼は口を開いていなかった。
『ここだよ。俺からのプレゼント…気に入ってくれたか？』
「ここって…………チョーカー？」
まさか、
そう思ったが、目の前の太宰さんが私の首元を見て眉を寄せたのを見たら、そんな考えはどこかに消えてしまった。
『俺はそれを取り外す鍵を持っている。あ、太宰に取ってもらおうって考えは止めた方がいいぜ。そん時には＿＿＿＿＿＿手前の首がぶっ飛ぶ』
今まさに太宰さんが細いピンのようなもので取ろうとしていた時だった。
その言葉を聞いた瞬間、2人して首に冷や汗が伝った。
『…これで分かったろ？手前は俺の元に来るしかねぇんだよ』
首元から聞こえるのは勝ち誇ったような中原さんの声。
「おことわり、します…！」
自分でも分かるくらい震えた声が出た。
いつの間にかギャラリーは居なくなっていて、辺りはシンと静まり返っている。
「私が貴方の思い通りになるとお考えですか？＿＿＿＿＿ふざけんな」
目を瞑って1つ小さく深呼吸をした。
本当に首が飛ぶかもしれない。あの人は私の命をいつでもはね飛ばせるんだから。
「私は逃げません。でも、貴方の元に戻る気もありません。……私が言いたい事、分かりますよね？」
太宰さんは口元に弧を描き、チョーカー越しの中原さんは舌打ちをした。
『俺から迎えに行け……だろ？』
暫くの沈黙のあと、ため息混じりに中原さんが答えた。
良かった…
そう思ったのも束の間、衝撃的な一言が発せられた。
『んじゃあ、かくれんぼしねぇか？ルールは簡単だ。俺が手前を捕まえたら＿＿＿＿＿ポートマフィアに入れ』
チョーカー越しでも分かる。
彼がこの状況を心底楽しんでいることが。
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ユリア(プロフ) - 最初はいい感じだったのに、途中から険悪な雰囲気になっててどうなるかと思いましたが、お互いに仲直りできたみたいでよかったです！素晴らしい作品をありがとうございました。 (2023年1月16日 15時) (
レス) @page37 id: 4dc59746f6 (このIDを非表示/違反報告)
天さん(プロフ) - ochanekosakuraさん» こちらこそ最後までありがとうございました！泣けるような作品をかけて良かったです(*´∀｀)-３ (2017年8月26日 3時) (レス) id: e35c262d1b (このIDを非表示/違反報告)
ochanekosakura(プロフ) - 完結、おめでとうございます！！ (2017年6月23日 22時) (レス) id: fc991a18e7 (このIDを非表示/違反報告)
ochanekosakura(プロフ) - 中也推しの私は、最後泣いちゃいましたァ笑天さん、素晴らしい作品を、ありがとうございます！！ (2017年6月23日 22時) (レス) id: fc991a18e7 (このIDを非表示/違反報告)
天さん - ユウギさん» な、なんと嬉しいお言葉を(´；ω；｀)ﾌﾞﾜｯありがとうございます！続編の方も頑張りますので！(*･ω･)*_ _)ﾍﾟｺﾘありがとうございました！！ (2017年3月17日 0時) (レス) id: 6b9cd4fe2d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天さん | 作者ホームページ：http:/http://commu.nosv.org/p/tensan819
作成日時：2017年1月30日 1時
