【ワンピース】死んだ貴方を愛すだけ【完結】 (ページ8)

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貴方と過す1日目ページ8

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「センゴクさん、花言葉に気づくかな」

ふわふわと空に浮かびながら、少女は言う

「気づかなくても、お鶴さんが気づくだろ」

金髪の男がそう言えば、少女はそれもそうかとうなづいた

「…俺はまだ、お前が後追いしたこと怒ってるからな」

「それは何度も謝ったじゃない…！それに、私はロシーのいない明日が歩めないのよ」

「ロシーのいない毎日は、味のないご飯を食べるような、色のない海のような日々だったわ」

「言ったでしょ、貴方がもし先に死んだら、私は貴方の後を追うだろうから。って」

「言ってたが、まさかほんとに追うとは思わねぇだろ…」

「嘘つかないもん」

「はぁ…とんだお姫様だな」

「嫌い？」

「…好きに決まってんだろ」

「ふふ、ロシー顔真っ赤」

「うるせぇ」

「わっ、ちょっと髪の毛ぐしゃぐしゃしないで！！」

「後で梳かしてやるから」

「そーゆー問題じゃないの！！」

「もー！」

「はは、悪かったって」

2人は顔を合わせて笑う

仲睦まじく

死して2人を分かつまで？

少なくとも、彼らは死してなお共にいることを願った

これは、死後に幸せになった2人の話

彼らは永久のときを共に過すだろう

いずれ、どこかに生まれ落ち、また出会うその日まで

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