【ワンピース】死んだ貴方を愛すだけ【完結】 (ページ5)

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貴方のいない5日目ページ5

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「ほんと、私って雨女よね」

激しい雨の中、彼の墓の前でそう呟く

「ロシナンテは、晴れ男だったよね」

「俺と居たらぽかぽかの日差しの中でお昼寝できるぞ、なんて言って、またお昼寝したいな」

ぽつり、ぽつりと喋る

身寄りのない海兵が眠る場所

ここに、彼もいる

「ロシナンテが言ってた家、内見したけど日当たりが悪かったよ」

「東の海(イーストブルー)にいい所があったから、キープしてもらったのに」

「どうして、死んじゃったの」

「そんなに、ローって子が、よかったの？」

「この任務が終わったら一緒に暮らそうって、言ったから家、探してたんだよ」

ぽろぽろと、頬を涙がつたう

「食べたいって言ってたから、料理だって頑張ったよ」

「ワインも取り寄せたし、3日は2人が休めるようにセンゴクさんに掛け合った」

「プレゼントの時計も用意してた」

「なのに、どうして……っ？」

気がつけば傘は地面に転がり、髪が額に張り付く

「ロシーがいない毎日は退屈だよ」

「こっそりしてた電話を今でも待って…バカみたいでしょ？」

「ねぇ、貴方のいない明日の歩き方を、教えてよ」

「どうやって、生きればいいのっ？」

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