貴方のいない2日目 ページ2
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元帥から彼が死んだと聞かされて、2日目
目のくまを隠すように帽子を目深に被り元帥の元へ向かう
「…もう、いいのか?」
仕事に復帰していいのか、って意味だろうか
「えぇ、我々は海軍です。仲間の死は、乗り越えなければなりません」
「それに、今こうしてる間に、何処かで海賊に襲われている人が居るかもしれない。そう考えると、いてもたっても居られないのです」
元帥を真っ直ぐ見つめ、そう告げる
何かを言いかけ、1つ息を吐くと元帥は「無理は、するなよ」とだけ告げた
「はっ、失礼致します」
敬礼をし、部屋を出る
通り過ぎる海兵と挨拶を交わし、上司であるサカズキ大将の元へ向かう
「…平気なわけ、ないよ」
人通りの少ない廊下で、思わず漏れだした言葉
平気なわけなんてない、それはきっと、元帥も同じだ
元帥である彼はそれを前に出すわけにはいかない
あの人がそう振る舞うならば、私もそう振る舞おう
それが、私が元帥であるあの人にできる、唯一の償いだから
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ニア(プロフ) - 深夜のテンション殴り書きはあるあるw (2020年7月3日 16時) (レス) id: 3619f2f740 (このIDを非表示/違反報告)
しーちゃん(プロフ) - ニアさん» ありがとう〜!深夜テンションの殴り書きだけどね(笑) (2020年7月3日 1時) (レス) id: ed6ff61718 (このIDを非表示/違反報告)
ニア(プロフ) - 新作おめでと! (2020年7月2日 23時) (レス) id: 6cdd349fb5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しーちゃん | 作成日時:2020年7月2日 3時