012％ ページ13
ラーラが私、じゃない俺のリュックをシャルナークにあげると言った。いやもう献上します。
「その中、貴族の服が入ってる。
俺の持ち物だけど、それあげるから俺たちを流星街に連れて行って欲しい。
俺たちを連れて行ってくれるだけでいいから、頼む！！」
俺はそう言ってシャルナークを見つめる。シャルナークは観念したのか肩をくすめて俺らに言った。
「はぁあ...。分かった、でも貴族に服がちゃんと入ってるのか確認させてもらうよ」
「あぁ」
鼻血出てないかな、顔赤くなってないか？シャルナークがリュックの中身を確認するときに考えたことだ。
俺、何考えているんだか。
シャルナークは中身を確認すると俺の顔を見てリュックの中を再度見た。
「君たちの名前は？」
「俺はシェス=トフ」
「私はラーラ=リュクンベリ。君は？」
「ふーん...。俺はシャルナーク。シャルナーク=リュウセイ。まぁよろしく、シェス、ラーラ。
...ところで、シェスは男？」
「おれはおとこだぞ」
肩がビクッと動いたけど俺は取り敢えずそういう。
シャルナークはふーん、女の子ね、で本名は？と俺に顔を近付けながら聞いてきた。
......ぼんっ、という効果音が正しいよね！？耳まで真っっっ赤になった私はラーラの後ろに隠れる。
「......あー...この子はリリアーナ=シェストフ。訳ありで名前隠して性別変えてるからシェスで宜しく」
「へぇ...。まぁ理由はいつか聞くよ。じゃあ、着いてきて」
シャルナークはそう言うとゆっくり歩き始めた。
......うわぁああぁあ、推しにバレたあぁあぁぁ！！！
取り敢えず男で接してくれるけどクロロ達にもバレたら私の演技力ってナニ？？？
シャルナークについて行きながら私の頭の中は混乱中だった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Yuyu(プロフ) - ユーリYURIさん» コメントありがとうございます！更新頑張ります！ (2020年3月2日 11時) (
レス) id: 99bbdf4997 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリYURI - 更新がんばってください！！ (2020年3月1日 21時) (レス) id: 2a371154bd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めえぷるもみじ＆Yuyu x他1人 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年3月1日 11時
