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「ラーラ、これからどうする?」

「とにかく衣食住を確保した方がいいと思う」


ラーラにそう言われて考えてみたけど俺のちっぽけの脳味噌ではうまく考えがまとまらない。
仕事をするのか?この小さな体で?無理だ。
服は俺の変装用の服とゴシックロリータ()ぐらいしか思い浮かばない。

食べ物はそもそもお金がないから買いに行けない。
誰かに助けを求めようにも俺は追われてる身だしここはそもそもスラム街だ。
誰もが自分や家族第一で俺たちのことになんて目を向けないだろう。

俺はいいとこのお嬢様らしいので腹が減ったとぐうぐう腹がなる。
あー、恥ずい。


「...取り敢えず、周りの情報収集する?」

「あぁ、そうしよう」


ラーラにそう言われて座り込むのをやめ街を散策することにした。
市場みたいなところがあれば物々交換もできるかもしれないし。

リリーの服って多分貴族のお嬢様の服だから売ったら高く売れるかもだしな。

それにラーラが少し持っている小銭と食べ物が釣り合うのかどうかも確かめたい。


*


取り敢えず遠くまで来てみたけど市場すらわからない。


「はぁっ...」

「リ、シェス大丈夫?」


それにしてもこの体弱いな。数時間歩いただけで体に疲労感満載。
リリアーナちゃんよ、鍛えとけよ(貴族のお嬢様)。
見た目女の子の(変装しているせい)ラーラの方が強いってどうすんのシェスよ!!(貴族のお嬢様)


「もう、大丈夫。いこっ」


背中に強い衝撃を受けたかと思うと背中が軽くなりリュックがなくなった。
リュックがとられた!!?あの中にはゴシックロリータちゃん()が...!
前を見ると男の子が俺にリュックを持って駆けている。俺は一気に走り出した。


「っ、待て、待てってばっ!!」

「、追いついてくるだなんて、君何者?」

「ぇ...」


顔を見た瞬間、俺の脳内は爆発した。なんだこれ!!推しの幼少期か可愛いなぁ!!?

目の前にいるシャルナーク様の腕を俺は掴んでいました。


「っ、と、取り敢えずリュックは返してもらう!」


そう言ってシャルナークからリュックを取る。なんだリリアーナやればできるじゃん。

後ろから来たラーラにリュックを渡して改めてシャルナークを睨みる。

...やべ、可愛くて鼻血出るわ。

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Yuyu(プロフ) - ユーリYURIさん» コメントありがとうございます!更新頑張ります! (2020年3月2日 11時) (レス) id: 99bbdf4997 (このIDを非表示/違反報告)
ユーリYURI - 更新がんばってください!! (2020年3月1日 21時) (レス) id: 2a371154bd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:めえぷるもみじ&Yuyu x他1人 | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年3月1日 11時

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