そういう質問じゃない【忍たま乱太郎】

ゲスト ページ10

No side







"司会"の札を前に、二人はマイクを構える。







『さあ始まりました。夏休み宿題実況。







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司会は私、土井半助がお送りします。
きり丸の担任なんですから当たり前でしょう。

そしてもう一人は…』







『あ、あべ…はぁ……ふぅ…安倍晴です…』







『砂だらけで疲れてますね。何されてたんですか。』







実況だということで急きょ、晴を忙しく連れてきたのだった。







『(綾部くんと作るはずのお城を)平くんとお城作ってました…』







『なるほど。

忍術学園国語教師で元侍所の安倍晴先生もお呼びしています！実況なんですから、期待してますよ！』







『一言で終わらせてプレッシャー与えられちゃった…』







『与えますよ。ほら、きり丸が宿題してますよ。』







そう言うが、きり丸の手には筆すらも握られていなかった。







『半助さん、宿題を見ているだけなので"している"といいませんよ』







『上級生とはしゃいでいた貴女よりきり丸の方がよっぽど偉いですよ』







『私宿題ないんですけど！！』







『お、きり丸か何か取り出したぞ』







『あれは…本ですね』







「えーっと、国語…は絵日記。これはいいとして、読書感想文か…」







『ねぇ、ちょっと』







きり丸の宿題は読書感想文、絵日記のみ。学年が上がる度に難易度も上がっていく。







「けど絵日記ならいつの書いても最悪想像で済むから先に…」







『いつかのを書くんじゃなくて毎日を書くんだよ！！』







『これは時間かかりそうだな』







時間は過ぎ…







「よし、さきに読書感想文だ！」







『宿題どれやるかで五分かかってるね…』







『二択のはずなんだがな…』

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