そういう質問じゃない【忍たま乱太郎】

破壊 ページ8

晴side







それからというもの、何かと話しかけられそうになるがそれ以上もなくお城が完成。







「綾部くん綾部くん！！見てみて！！！」







「……お化け屋敷ですか？上手ですね。」







「どこが！？立派なお城じゃないか！」







「この辺りなんて呪われてそうですよ」







「綾部くんがいじめてくる！！！」







それじゃあ掘ったので落とし穴作りますね。

そう言うと私のお城に踏鋤をぶっさし、土を被せて落とし穴を完成させる。







「酷いよ綾部くん！人がせっかく作ったのに！！」







「思い出になったでしょう？」







「これなら忘れたいよ！！？もー立花くんに言いつけてやる！！」







「！…」







これは先輩の指導が甘いんだな！私顧問でもないし！

そう考え、何やら六年生で突っ立っている集団に向かおうとすれば、後ろから服の襟を掴まれる。首締まるかと思ったよ。怖いからやめて。







相手は言わずもがな、綾部くん。







「先輩たちの方へは行かないでくださーい。







僕が(滝夜叉丸に)立派なお城を作り(らせ)ます。安倍先生のために。」







「綾部くん…！」







この時、平くんには悪寒が走ったらしい。

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