お後 ページ49
No side
一方のタソガレドキ軍陣。
宴のように盛り上がるそこは、とても戦前の雰囲気ではなかった。
「お代はお後で」
美味しいご飯に、綺麗な舞。若い女が売り子になって饅頭を売り上げていく。
「お客さん、髪痛んでますねぇ。トリートメントします？」
「うむ、戦も長いからな…」
そんな賑やかな場ではトップもくつろぎ状態。金髪の少年に髪を整えてもらい、殿もご満悦に浸る。
「殿ーー！！
ドクタケ城の軍勢が国境を越えて、我が領内に進行中！今お城は空っぽで防げません！！」
だか、そんな雰囲気を壊す勢いで兵は殿＿＿＿＿＿＿黄昏甚兵衛の元へ報告に参る。
「…なんで城がからなんだ？
〜って、園田村に行かせたッ！！！
いかん！今すぐ兵をまとめて城へ急げ！！！」
急な指示に、兵はご飯を口にかき込んだりの大慌て。黄昏甚兵衛も立ち上がり、兵と共に向かおうとするが…
「あ、その髪で行かれます？」
髪を整えてくれた少年に呼び止めれ、鏡を覗き込む。
「わぁ！？な、なんとかせい！！」
「座ってください」
なんとも言えない髪型にイライラする黄昏甚兵衛。言われた通りに座り、急げと少年に怒鳴るも少年の表情に焦りもなかった。
「急ぎは料金割増です」
「お客さん！今お勘定計算させますね！」
「急ぎじゃ今度にせい！！」
「ツケですかぁ？」
急いでるというのに次から次えと…
黄昏甚兵衛は罪のない茶髪の少年にもイライラをぶつける。
「じゃあ、後で請求するのでここにサインください！でないと…
地獄の底まで追いかけますよぉ？」
「ええい貸せ！！」
冗談に聞こえない脅しに、黄昏甚兵衛は少年から筆を奪い取ると「ここと、ここも」と紙を捲る。
「髪結い代も、入れといてください」
「ええい、お前らぼるんじゃないぞ！！」
イライラと焦りしかない黄昏甚兵衛は紙に目を通すことなくサインしていく。そしてちゃっかりしてる金髪の少年にまた怒る。
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イチゴじゃむ(プロフ) - 擂さん» わわわ嬉しいです！！ありがとうございます！！(*´-`*) (2019年9月12日 21時) (
レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
擂 - 映画の話嬉しいです！この小説大好きです！ (2019年9月11日 17時) (レス) id: dbb2f34f73 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - あああ。さん» ありがとうございます！笑了解しました！(＾ω＾) (2019年7月14日 9時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
あああ。 - 続編おめでとうございます！！もう保健委員会の喜びの舞踊りました、、、リクエストなのですが、久しぶりに鉢屋三郎との絡みが欲しいです！！一生応援し続けます.........！ (2019年7月14日 0時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - 棒人間さん» 了解しました！番外編の方で作らせていただきます！ありがとうございます(＾ω＾) (2019年7月12日 23時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：イチゴじゃむ | 作成日時：2019年7月10日 21時
