明け ページ15
晴side
夏休み明け、我々教師は生徒の宿題を表に整理する。とても面倒な作業ですが、こうなった訳は…
「適当にいれちゃって…」
「どうりで中在家くんがアサガオ育ててたわけだ…」
小松田くんが宿題をぶちまけ、それを適当にまとめたからである。
つまり学年分けされた宿題が入れ違いをおこし、一年生の宿題が六年生にあたっている等の事件が起こっているのだ。
「昆虫採集っと…」
「潮江くんの昆虫採集…」
ちょっと見たかったなぁ。
そんなことを考えながら私も書類を整理する。小松田くんのドジで、夏休み明けから大忙しだ。
「あとは喜三太くんだけですね」
「宿題の方の残りは…」
「……六年生による、オーマガトキ城主の褌を取れ、です」
「「まずいでしょう!!それ!!」」
「変な宿題〜」
「君は黙ってなさい!!」
小松田くんの余計な一言で吉野先生もご立腹。
しかもどうやらオーマガトキはタソガレドキと戦の最中で旗色が悪いらしい。
もしかたらと思い、私は一年は組へやって来ました。
「わっ…みんな廊下に出てどうしたの?」
「晴先生!喜三太がまだ登校してないんです!」
「え!?そっか……」
宿題をしてこなかった、もしくは諦めたという選択で無事を祈ったが…登校してないんじゃ、オーマガトキに捕まってしまったのだろう。
「もうちょっとだけ待機しててね」
「「はーい」」
いい返事だ。
私はこのことを土井先生に伝えると、やっぱりという顔をする。
___________シュゥゥウ
「え、けむっ」
毎度の事ながら、煙玉で登場学園長。
「喜三太救出は、宿題をやってこなかった生徒による選抜チームに行かせる」
「学園長先生!」
「突然の思いつきをやってる場合ではないですぞ!」
「宿題をやってこなかった生徒にもよるんじゃ…?」
土井先生も山田先生も喜三太が心配で声を荒らげる。私は一人言のように呟くと、学園長先生が反応した。
「思いつきではないし、生徒も確認済み。これから忍術大作戦が始まるのじゃ!」
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イチゴじゃむ(プロフ) - 擂さん» わわわ嬉しいです!!ありがとうございます!!(*´-`*) (2019年9月12日 21時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
擂 - 映画の話嬉しいです!この小説大好きです! (2019年9月11日 17時) (レス) id: dbb2f34f73 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - あああ。さん» ありがとうございます!笑了解しました!(^ω^) (2019年7月14日 9時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
あああ。 - 続編おめでとうございます!!もう保健委員会の喜びの舞踊りました、、、リクエストなのですが、久しぶりに鉢屋三郎との絡みが欲しいです!!一生応援し続けます.........! (2019年7月14日 0時) (レス) id: de8812076d (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - 棒人間さん» 了解しました!番外編の方で作らせていただきます!ありがとうございます(^ω^) (2019年7月12日 23時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2019年7月10日 21時