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「おい、大丈夫かァ」
「…あぁ。すまねぇ。」
だが危機一髪で不死川が肩を抱き寄せ、女も倒れずに済むことが出来た。改めてお礼を言おうと顔を上げれば、お互い目を見開く。
「テメッ…」
「お前…まえに会った奴だ」
「!あの時の猪じゃないか。不死川、後は頼んだぞ。」
「はァ!?」
三日月と知った伊黒はそそくさと去ろうとするが、もちろん不死川は許さない。羽織を摘んで阻止。
「女一人が何してやがったんだァ?隊服着てんだろォ。任務サボってんじゃねぇだろーなァ。」
「んなわけねぇだろ。兄貴とはぐれたんだ。あと、さっきはありがとな。」
「ふん、礼は言える常識はあるんだな」
「蛇野郎には言ってねぇ」
「コイツッ…」
睨み合う蛇と猪。すると、不死川は今の三日月は猪を被っていないことに気づく。今更。
「お前、いつもの被り物はどうしたんだよ」
「あ?しのぶに預けた。まちに行く時は外したほうが良いって言われたからな。」
それで隊服を着てるんじゃ絡まれるなァ。
不死川は自分と似た隊服を着る三日月に目を向ける。周りに下心が無くても
「ならば何故隊服を着ている。出かけるのに猪を外したならラフな着物を着ればいいだろう。」
「これ以外の服なんてねぇよ。
前出かけた時はしのぶに借りたし、洗う時はアオイに看護服ってやつ渡されるんだ。」
「買えば良いだろォ」
「やだ。せっかく兄貴とお揃いしてんのに違うの着るわけねぇだろ。
それに、自分に使うくらいなら私は兄貴の飯に使われた方が嬉しいからな…」
「「…」」
二人は顔を見合わせるとため息をついた。
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イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時