検索窓
今日:16 hit、昨日:5 hit、合計:117,777 hit

ページ33

「おい、大丈夫かァ」







「…あぁ。すまねぇ。」







だが危機一髪で不死川が肩を抱き寄せ、女も倒れずに済むことが出来た。改めてお礼を言おうと顔を上げれば、お互い目を見開く。







「テメッ…」







「お前…まえに会った奴だ」







「!あの時の猪じゃないか。不死川、後は頼んだぞ。」







「はァ!?」







三日月と知った伊黒はそそくさと去ろうとするが、もちろん不死川は許さない。羽織を摘んで阻止。







「女一人が何してやがったんだァ?隊服着てんだろォ。任務サボってんじゃねぇだろーなァ。」







「んなわけねぇだろ。兄貴とはぐれたんだ。あと、さっきはありがとな。」







「ふん、礼は言える常識はあるんだな」







「蛇野郎には言ってねぇ」







「コイツッ…」







睨み合う蛇と猪。すると、不死川は今の三日月は猪を被っていないことに気づく。今更。







「お前、いつもの被り物はどうしたんだよ」







「あ?しのぶに預けた。まちに行く時は外したほうが良いって言われたからな。」







それで隊服を着てるんじゃ絡まれるなァ。

不死川は自分と似た隊服を着る三日月に目を向ける。周りに下心が無くても胸元(そこ)を見てしまうだろう。







「ならば何故隊服を着ている。出かけるのに猪を外したならラフな着物を着ればいいだろう。」







「これ以外の服なんてねぇよ。

前出かけた時はしのぶに借りたし、洗う時はアオイに看護服ってやつ渡されるんだ。」







「買えば良いだろォ」







「やだ。せっかく兄貴とお揃いしてんのに違うの着るわけねぇだろ。

それに、自分に使うくらいなら私は兄貴の飯に使われた方が嬉しいからな…」







「「…」」







二人は顔を見合わせるとため息をついた。

↓→←↓



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (178 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
275人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 双子 , 逆ハー
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。