佰伍拾陸 ページ4
「(壁ドン…壁ドン……あんなに近づいたら三日月も驚いてしまうんじゃないか?拒絶はないだろうが、壁にどうやって誘えばいいんだ!?そもそもそこから何を話せばいい!!?」
禰豆子、三日月が遊んでいる部屋で炭治郎は悶々と往復を繰り返す。
それを影で見守るしのぶと善逸。助ける気ゼロ。
「………よしっ」
覚悟を決めた炭治郎。戸を開けようと手をかける。
__________スッ
「ムー…」
「…禰豆子?」
だが炭治郎よりも先に禰豆子が開ける。どうやら炭治郎がいることに気づいていたが、中々入ってこないので自分から開けた。
「禰豆子、なんでそんな目をするんだ…!」
「……フゥ」
「禰豆子、なんでため息をつくんだ…!」
兄のもどかしさに禰豆子は呆れてジト目でため息。
「何だ?炭治郎も遊ぶのか?」
「えっと、うん…その前に三日月と話がしたい」
「ふーん……何だよ」
「禰豆子、悪いが部屋に入っててくれないか?」
「ムー?」
部屋に入っていく禰豆子の目は"変なことするなよ"と訴えてるようだった。(炭治郎談)
「話って?」
「壁に寄りかかってもいいんだぞ!」
「いや、すぐ済むなら別にいい」
「長いんだ!」
「そ、そうか…」
「(三日月から引いた匂いが!!」
「(なんで必死になってんだ…?」
三日月は炭治郎の必死さに引きながら壁に寄りかかる。ひんやりとした壁に軽く身震い。
「……三日月はいつから復帰なんだ?」
「え、知らねぇ。しのぶなら知ってるんじゃねーか?」
「そ、そうか……あ、せんべい!今度は一緒に食べよう!」
「しのぶから貰ってきてやる」
「あ、うん……そうだ!俺も近々回復訓練に入るから付き合ってくれないか!」
「私よりしのぶとかカナヲに見てもらえよ」
「「(なんで全部にしのぶさんが出るんだ!!!」」
「(あらあら」
その時炭治郎と見守っている善逸の心が一つになった。だがしのぶは善逸への恨みを忘れる程の悦になったらしい。良かったね。
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イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時