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佰陸拾参 ページ11

「……三日月、その片手に持ってるのは?」







ふと、繋がれた手とは反対の手へ視線を向けた。何かを握っていたが、そこまでは分からなかった。







「あ?あぁ、これ?煉獄に貰った。お土産だってよ。」







「お土産……」








光に照らされた翡翠の硝子玉はまるで三日月の瞳のよう。そして小さな鈴が音を鳴らして主張する。







「(お土産に、簪…」







それは綺麗な簪だった。

先程、髪を結い上げる予定がない三日月にあげようとしていたのはやっぱり簪だったのかと炭治郎はすぐに理解する。







「(確か善逸としのぶさんが言っていたな…」







______『伝える時の贈り物は簪だよ!!絶対!!』

______『そろそろ善逸くんは退席してください』

______『ヒェッ』







簪を贈ることは求婚を示す。







それを知った炭治郎は、三日月へ簪を贈ろうと心に決めていた。だがきっと知らないため、近々しのぶさんが教えてくれることを願う。







だが杏寿郎も、今の三日月は知らないと分かっているはずだ。

そこが狙い目である。







杏寿郎は炭治郎が意味を知っているだろうと思い三日月へ贈ったのだ。







ならばこの簪は三日月への求婚ではなく、炭治郎への…







「(宣戦布告されてるようだ…!!」







好敵手(ライバル)宣言。







ちなみに、簪を貰った三日月はというと







「(これ、堕姫も頭にいっぱいさしてたなぁ……どうしよう」







髪を結わないと言ったのに、なんて思いながら使い道を探していた。

佰陸拾参・伍→←佰陸拾弐



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イチゴじゃむ(プロフ) - まゆゆさん» そ、そんな…!(*´-`*)テレルヤン…こちらこそ最後まで閲覧してくださりありがとうございます!!こちらもコメントをいただき幸せです!!(´;ω;`) (2021年3月29日 2時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
まゆゆ(プロフ) - 幸せな気分になれる作品ありがとうございます♪ (2021年3月28日 2時) (レス) id: b7969430ca (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» 分かります笑笑語彙力のない作品ですが、改めまして閲覧ありがとうございます!!(^ω^) (2020年3月25日 12時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)
レレリ(プロフ) - イチゴじゃむさん» まぁ、そうですね!言うて私18以下でもめちゃくちゃ見てました!笑← (2020年3月24日 22時) (レス) id: 16e8e317f9 (このIDを非表示/違反報告)
イチゴじゃむ(プロフ) - レレリさん» ムフフ(´・∀・`)まあ注意なので読んではいけないなんて書いてないのでねェ!!!!(((ありがとうございます!!!笑笑頑張らせていただきます!!! (2020年3月24日 20時) (レス) id: 842ab961ab (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イチゴじゃむ | 作成日時:2020年2月19日 1時

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