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二人が喧嘩してるところをみて、少し傷ついた自分がいた。
何でだろう。
でも、あれ以上あの場にいるのがすごくしんどかったのが正直なところ。


…いのちゃんが来てくれなかったら、俺はあのままどうなっていたんだろう。
この間高木先輩がいのちゃんを止めた時も、そうだった。


あぁもう、頭の中ごちゃごちゃだよ。




悶々と頭を悩ませながら開けたドア。

郵便か何かかと思っていたのだけれど、そこに立っていたのは配達員さんではなく、


「あ、大ちゃんいたんだ、よかった〜。」


「ひかるくん…?」


「今日うっかり家の鍵忘れちゃってさー。開けてくれて助かったわー」


「そうだったんだ、、よかった、」


ありがとうねぇ、と言いながら玄関に入り靴を脱ぐひかるくん。

けどすぐに俺を見て動きが止まって、突然険しい顔をした。

そして、


「…それ、雄也?」


「え?」


「首んとこ。…ったく、あいつは、、」


ほら、と玄関横にある鏡に身体を向かされ、自分の姿を見させられた。

ひかるくんが指す、首筋のところ。

小さく、赤くなっている。


これ、さっきの…


「今雄也は?」


「あ、、リビングに、、いのちゃんと口論してて…」


「口論?雄也がいのちゃんに勝てるわけないだろ…」


そう呆れた顔をして、仲裁に行くのかリビングへ1人で向かったひかるくん。


ひとり玄関に残された俺は、再び自分の首元を見つめた。
…これ、俗に言うキスマって…やつ?



そう認識した途端、さっきの高木先輩とのキスを思い出してしまい、足ががくついた。




「…部屋、行こう」


独り言をそう呟き、首にそっと手を当てて、階段を上った。









...

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しゃろむ。(プロフ) - ああああああ更新待ってました!!!!!!!!!ありがとうございます…!!!誰が最初に大ちゃんを食べられるんですかね…(ワクワク) (2020年7月21日 18時) (レス) id: 3203af1df4 (このIDを非表示/違反報告)
やぶありLOVE(プロフ) - 更新お願いします! (2019年9月12日 9時) (レス) id: 08447510d0 (このIDを非表示/違反報告)
ありきち - ちるどさんの作品、とっても気に入っていて、大好きです!これからも更新頑張って下さい!応援しています! (2018年3月22日 19時) (レス) id: 9edaa1908a (このIDを非表示/違反報告)
ありな - すごく面白いです! 続きが気になります!!頑張って下さいp(^-^)q (2018年3月17日 15時) (レス) id: f4278038ff (このIDを非表示/違反報告)
- 続きが楽しみです!頑張ってください! (2018年2月27日 18時) (レス) id: 1ac15466af (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まぴちる x他1人 | 作者ホームページ:___  
作成日時:2018年2月19日 12時

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