届かぬ視線 ページ5
.
架純ちゃんが、深く帽子をかぶりサングラスをかけ、モロ変装な格好になり
西島くんに手を振っている。
末「気になる？」
貴「あ、いえ、架純ちゃん可愛いなって」
末「そうか？俺はあんたの方が、可愛いと思うけど。」
ん？え？！
なんて、サラッと！！
末「あれ、口外非な。」
西島さんたちの方を見ながら末吉さんは言った。
てことは、やっぱり……。
今なら、引き返せる。
今日のことは、忘れてしまおう。
監「打ち上げ行くぞーー！」
スタジオ内に歓声。
てことは……
ス「やったー♪AAAもくるとか、メイク直さなきゃ！」
さっき、キャーキャー言ってたスタッフの言葉にドキッと、胸が高鳴りする
あれ、メイク……あ。私今日ほぼすっぴんだ。
朝のバタバタに、とりあえず着てきたパーカーとGパン。コンタクトでなく、メガネ。ファンデーションに眉だけなんて、なんとも冴えない私の姿。
けど、忘れようと決めた覚悟とは
裏腹で、今朝手に取るだけをつめこんだ
化粧品でなんとかオシャレしようとする自分なんかこの時、冷静に見えてなかった。
言ってもファンデーションと眉とシャドーだけじゃ、たいした変化もない。
コンタクトだって…洗面台に忘れた〜っ
結局パーカーにGパンだって
変えられるわけではないし。
いらっしゃいませと、
店員が列を構えて迎えられる店内は
さすが、芸能人御用達とあって
個室でオシャレ。
みすぼらしい姿できたことが
すごく恥ずかしくて惨めになった。
末「なに、かたくなってんの？」
貴「あ、いえ…なんか、私不釣り合いだなって…」
皆打ち上げのことを知ってたみたいにオシャレして来てて。
末「俺、きらびやかなの苦手なんだよね。全然慣れねー。あ、俺長崎出身なんだけどさ…田舎だから都会のこの感じ慣れないんだわ。」
貴「わ、私も！私…佐賀出身なの。」
末「お、隣じゃん！だから、あんたといると落ち着くわけだ。」
末吉さん…距離感近い///
？「しゅーたーーーー。ナンパしちゃだーめでしょー！」
末吉さんに後ろから抱きつくみたく
現れた西島さん。
西「あ……えと、昼間の子だよね？なんか、少し雰囲気違うけど。」
ただ、髪をおろしてすっぴんに近いナチュラルメイク。そんなにかわりはしないはず。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 363人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ゆな(プロフ) - こんばんわ。一気に読ませていただきました。続きが気になって仕方がありません。にっしーと幸せになって欲しいです。続き楽しみに待ってます。 (2017年12月16日 19時) (
レス) id: b00ced6101 (このIDを非表示/違反報告)
えりん(プロフ) - にっしーがいいです！！ (2017年12月16日 0時) (レス) id: e0fea040d6 (このIDを非表示/違反報告)
みずき(プロフ) - にっしーがいいです！ (2017年12月16日 0時) (レス) id: 6cae86dad8 (このIDを非表示/違反報告)
紀浚(プロフ) - しゅうたーー！！ (2017年12月16日 0時) (レス) id: ed6cd04c94 (このIDを非表示/違反報告)
ちほ(プロフ) - にっしーがいいです！！ (2017年12月4日 16時) (レス) id: 6faf8cc718 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：岩高 | 作成日時：2017年8月16日 1時
