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今夜テヒョンくんに自分の気持ちを伝えるんだと思うとあまり仕事が手につかなかった。
ジョングクくんにも、『Aさんなんか今日ぼーっとしてません?』なんて言われる始末。
ホソクはニヤニヤしながら『なんだA〜恋の病か〜?』とか言ってくるし。
月曜からこんなんじゃダメじゃん、私。
そう思いながらはぁーっと大きめにため息をつくと、どこかから「ヌナー!」と大きな声が聞こえてくる。
声のする方に顔を向けるとそこにいたのはニコニコしながらこちらへ駆け寄ってくるテヒョンくんだった。
「ヌナ!定時だよ!帰ろっ!!」
いつものようにニカッと口を四角くして笑う。
テヒョンの時もそうだったけれど、私はこの笑顔にとにかく弱くて。
イライラしていても、不安な事や悲しい事があっても、全てを忘れさせるような可愛い笑顔に私は何度も救われてきたし癒されてきた。
「うん、帰ろっか」
テヒョンとの思い出がふと過って胸がぐっと苦しくなる。
だけど、大丈夫。
今日あまりはかどらなかった仕事は今週中に片付けよう。
とにかく今日は、いま目の前にいる彼にはやく自分の思いを伝えたい。
そしてずっと私を見守ってくれている愛するテヒョンにも、私の気持ちを伝えたいから。
「お疲れさまです、お先に失礼します」
「みなさんお疲れ様です!あ、ヒョン達もジョングギもまたね〜!」
会社から出た瞬間、私たちはしっかりと手を繋いで帰路についた。
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さんだんばら(プロフ) - Yellow8938さん» 初めまして!コメントありがとうございます!1年も更新せずすみません(;_;)フォローお待ちしていますね! (2018年2月11日 20時) (レス) id: 0f0c29dcee (このIDを非表示/違反報告)
Yellow8938(プロフ) - こんばんは!いつも楽しく読ませて頂いてますTwitterフォローしに行きますよろしくお願いします (2018年2月9日 18時) (レス) id: 750a0b77cf (このIDを非表示/違反報告)
さんだんばら(プロフ) - スノーさん» スノーさんご指摘ありがとうございます!ハズしたつもりになってました、ありがとうございます! (2017年2月27日 19時) (レス) id: 2169796b0e (このIDを非表示/違反報告)
スノー(プロフ) - オリフラついちゃってますよ!! (2017年2月27日 18時) (レス) id: f6beb8424e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:さんだんばら | 作成日時:2017年2月26日 19時