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今日は朝からついてない。
靴のヒールが折れたり、雨に降られたり、仕事でもミスしたり。
全部上手くいかなくて、一日中落ち込んでいた。
帰る時間が近付いてもそれは変わらなくて。
よしあき何時頃帰ってこられそう?
いつもだったらすぐに返信する昼頃に届いた祥彰からのメッセージも未読のままだ。
アプリを開く気にもならなくて、未読のままとぼとぼと帰宅した。
『ただいま、』
ゆっくりと玄関の扉を押す。
「おかえり！」
満面の笑みで私を出迎えた祥彰と目が合う。
『ごめん、遅くなって』
「仕事忙しいもんね、しかたないよ」
私の鞄を手から持ち去って、1人部屋に戻っていく。
「手洗っておいで」
『うん』
一瞬、ほんの一瞬だけ。
私が祥彰の彼女でいいのかな、と思った。
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「A、なんかあったでしょ」
手を洗って部屋に戻ると、祥彰が真剣な顔で私を呼んだ。
『どうしたの、なんにもないよ』
「嘘、僕分かるもん。Aのことどんだけ見てると思ってるの」
嘘つかなくていいよ、と悲しそうな顔で笑った。
『………よしあき、』
「うん、」
2人でソファに腰掛ける。
『………今日ね、よくないことばっかり起きるんだ。靴のヒール折れたり、仕事でも普段しないようなミスしたり』
『私だめだなぁ、って』
『なんにもできないなぁ、とか、私じゃだめだなぁ、とか、私なんか、とか』
『ごめんね。1回だけ、私が祥彰の彼女でいいのかなって思っちゃった』
自虐するように笑った。
「A」
祥彰が立ち上がって、私の前にしゃがんだ。
「いくらA本人でも、俺の大好きな人のことを悪く言うのは許さないよ」
いつもより低くて、真剣な声。
皆と比べると小さいけど、私より大きくて男らしい手が私の顔を包み込んだ。
「ほんとにもう、」
そのまま軽くキスされて、抱きしめられた。
「大丈夫だよ、今は僕しかいないんだから」
つん、と目が熱くなった。
祥彰の細くてしっかりした腰に腕を回した。
「えらいね、よしよし」
こんな時までプライドを捨てられなかった。
ぐ、と顔を押し付けて小さく鼻を啜った。
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宇海 - 朝陽さん、勉強も更新も、頑張ってください！土曜日を楽しみに待っています。 (2021年3月4日 9時) (
レス) id: 46e3728793 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - 宇海さん» 私の影響で執筆を始めてくれる方がいらっしゃるとは光栄です………！！私なんかでよろしければアドバイスします！参考にするのはいいですけど、内容が似すぎるとパクリ疑惑が浮上するのでそこだけお気をつけて！！ (2021年2月22日 17時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
宇海 - 宇海さん» ありがとうございます！とても面白かったです！朝陽さんの小説はとても自分に合っていて読みやすいです。あと、実は朝陽さんの影響で私も小説書き始めたのですが、参考にさせてもらっていいですか？ぜひ覗きに来て、アドバイスください！(Umi_砂糖) (2021年2月22日 9時) (レス) id: da71833246 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - 宇海さん» Kwkmさんお待たせしました………！投稿したので是非♪ (2021年2月20日 15時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - ちひろさん» はじめまして！コメントありがとうございます♪tmrさんhappyendですね、書かせていただきます！お知らせの通りですので、よろしくお願いします。 (2021年2月9日 20時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝陽 | 作成日時：2021年1月24日 21時
