プリンとヒロイン争奪戦/ko-chan ページ11
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すっかり日が沈み、闇に包まれた頃。
「ただいまー」
家へ入り、俺より早く帰った彼女に届くよう声を出す。
今日も疲れた。いっぱい撮影したし、撮影では福良さん達にボコボコにされるし。
………あれ、いつもの返事が返って来ない。
いつもだったらおかえりぃ、と間延びした声にかわいい笑顔付きで俺を迎えてくれるのに。
癒しがないとかありえない。
………いるよね？？？いないとかないよね？？？
「………Aー？」
そっとリビングの扉を開けると、ソファに座っているAの姿が見えた。
『………こうちゃん』
「ただいま」
『……おかえり』
「どうしたの、なんかあった？」
鞄を下ろしながらAを見る。
深く俯いていて、顔がよく見えない。
『…………こうちゃんのばか！！！』
「えっえっえっ！！？！A待って！！！」
Aは顔を上げたかと思えば、家を飛び出して行った。
俺はただ見送ることしかできなかった。
瞳に涙が溜まったAの顔だけがずっと頭に残っていた。
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楽しみにとっていたプリンを食べようとウキウキで冷蔵庫を開けた。
………しかし、いくら探してもプリンは出てこなかった。
あのプリン、伊沢さんがくれたお高いプリンだったのに。
私は食べてない。
となると、犯人はこうちゃんしかいない。
名前を書かなかった私も私だけど、この罪は重い。
私の唯一の楽しみを奪ったんだもの。
ソファで沈んでいると、玄関を開ける音が聞こえた。
「ただいまー」
あぁ、こうちゃんが帰ってきたんだ。
やだなぁ。会いたくないなぁ。
こうちゃんは別に悪くないのにね。
今会ったら絶対当たっちゃう。
「どうしたの、なんかあった？」
なんかあった？じゃないよ。
『………こうちゃんのばか！！！』
やっぱり当たっちゃった。
こうちゃんの困惑してる顔が目に映る。
私はいたたまれなくなって、その場を飛び出した。
「待って！！！」
こうちゃんの呼び止める声が聞こえる。
もう今日はいいや。
……………やっぱり行くならオフィスかな。
誰もいなかったら河村さんの所行こう。
泊めてくれそうだし。
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宇海 - 朝陽さん、勉強も更新も、頑張ってください！土曜日を楽しみに待っています。 (2021年3月4日 9時) (
レス) id: 46e3728793 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - 宇海さん» 私の影響で執筆を始めてくれる方がいらっしゃるとは光栄です………！！私なんかでよろしければアドバイスします！参考にするのはいいですけど、内容が似すぎるとパクリ疑惑が浮上するのでそこだけお気をつけて！！ (2021年2月22日 17時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
宇海 - 宇海さん» ありがとうございます！とても面白かったです！朝陽さんの小説はとても自分に合っていて読みやすいです。あと、実は朝陽さんの影響で私も小説書き始めたのですが、参考にさせてもらっていいですか？ぜひ覗きに来て、アドバイスください！(Umi_砂糖) (2021年2月22日 9時) (レス) id: da71833246 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - 宇海さん» Kwkmさんお待たせしました………！投稿したので是非♪ (2021年2月20日 15時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - ちひろさん» はじめまして！コメントありがとうございます♪tmrさんhappyendですね、書かせていただきます！お知らせの通りですので、よろしくお願いします。 (2021年2月9日 20時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝陽 | 作成日時：2021年1月24日 21時
