おそろい/kwkm ページ6
私は同じ会社のとある男性が好きだ。
少し派手髪で、左耳だけにピアスをしている人。
………と言っても、一応私の幼馴染なのだが。
「おはよう、A」
『ん、おはよう拓朗。これまた派手になったなぁ』
染めたばかりであろう綺麗な緑髪を揺らしながら、私に話しかけてきたこいつの名は川上拓朗という。
私の幼馴染であり、好きな人でもある。
私拓朗より山本くんの方がタイプなんだよね。
『なんでやろな？』
「は？何が？」
『私自分が不思議で仕方ないねん』
「あっそ」
ほんと愛想悪すぎだろこの野郎。
心の中で悪態をつきながらパソコンへと向かい直した。
.
休憩中に、山本くんが声をかけてきた。
「Aさん、今日夜空いてますか？」
『空いてるよ。どうしたん？』
「美味しい所見つけたんです、一緒に行きませんか？」
『えっほんま！？行きたい！』
「じゃあ2人で予約しときますね」
『ありがとう、山本くん』
「山本」
「川上さん、どうしたんですか？」
「そのご飯屋俺も気になってたんよ。一緒に行ってもええ？」
「もちろん！じゃあ3人ですね？」
『は？』
「なんや、文句あるん？」
『文句しかないわ』
なんでだよこいつ意味不明。
私と山本くんの2人の時間を邪魔しやがって。
「まぁまぁ、仲良くしましょう？」
『山本くんはほんまええ子やな〜拓朗も見習えよ』
「お前人のこと言う前に自分見直した方がええで」
『あ？』
私と拓朗がバチバチしている横で、山本くんは苦笑い。
ごめんね山本くんかわいいね。
拓朗なんかほっといてお姉さんとご飯行こうね。
.
ふとスマホを見ると21時。
『ごめんね山本くん、私そろそろ帰るわ』
「あっ、はい！明日も早いですもんね、お気をつけて」
そう言ってにっこりと笑う山本くんはやはり天使。
お姉さんが守ってあげるね。
『拓朗お前山本くんに迷惑かけんなよ』
「うるさい」
そう言い返す拓朗は酔いが回ったのか、少し顔が赤い。
『山本くん、拓朗潰れるかもしれんからその時はお願いします』
「任せてください、ちゃんと送り届けますよ」
『いつもありがとうな、ごめんね』
机に突っ伏した拓朗の頭を1発叩いて、居酒屋を後にした。
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朝陽(プロフ) - ちひろさん» ありがとうございます♪tmrさん続編の方で書かせていただく予定ですので、気長にお待ちください………！ (2021年2月10日 6時) (
レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - はじめましていつも読ませていただいてます。リクエストなんですが、tmrさんをお願いしてもいいですか？できたらhappy endでお願いします。これからも頑張ってください。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: 192c096d22 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - ときさん» はじめまして！感想ありがとうございます………♪私の作品できゅんとしていただけて嬉しい限りです！続編ありますのでそちらも是非………♪ (2021年1月30日 10時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - *ゆ う*さん» はじめまして！感想ありがとうございます………♪リクエストなんでもどうぞ！ (2021年1月30日 10時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
とき - はじめまして…!!お話が全て素敵すぎたが為にｺﾒﾝﾄ欄に来たものの､何を書いたらいいのか困っている状況です(´¶` 前述した通り､どのお話も本当に素敵できゅんとしました…*文字数の関係で感想を書けないのですが…(; ; 続編楽しみにしております…!!*♪ (2021年1月25日 0時) (レス) id: 43e2bb2fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝陽 | 作成日時：2021年1月12日 23時
