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電車に乗って、行きつけの本屋へ到着した。
今日発売の新刊が欲しかったんだ。
私は1冊の本を手にし、レジへ向かった。
「袋どうされますか？」
『あ、お願いします』
もし雨降ったら濡れちゃうもんね。
愛想の良いお姉さんから本を受け取り、本屋を出ると太陽の光が目を刺激する。
晃樹雨降るって言ってたけど全然降らないじゃん。
空は真っ青で、気持ちの良い快晴。
布団干しとけばよかった。
………天気もいいし、駅に戻る前に少し寄り道しようかな。
私は駅に戻る大きな通りにあった小さなカフェに行くことにした。
.
アンティーク調の扉を押すと、聞こえてくるクラシック音楽。
「いらっしゃいませ」
気の良さそうなマスターに、カウンター席。
テーブル席は2つほどしかない。
私はマスターの向かい側になるカウンター席に座った。
「何になされますか？」
マスターが少し古びたメニュー表を差し出した。
受け取って、そっと開くと目に飛び込んできたのは、たくさんの紅茶の名前。
『………凄い、いっぱい』
「私、紅茶マニアでして。自分の店でいろんな国の紅茶をお客様に出すのが夢だったのです」
『国ごとにいろんな茶葉がありますもんね』
「ちなみに今日のおすすめはハイレンジです」
『あ、南インドの茶葉ですね。最近注目されていて、標高1500mの場所で栽培されているとか』
「よくご存知で。その通りです、口当たりが軽くて飲みやすい紅茶ですね」
『じゃあそれにします』
「かしこまりました、少々お待ち下さい」
コーヒーの香り。
全体的にアンティーク調で、落ち着く内装。
店内を見回していると、カチャリとカップが置かれる音がした。
「お待たせ致しました、ハイレンジティーです」
『ありがとうございます。いただきます』
口に入れると、スッと爽やかで優しい味が舌に広がった。
『………美味しい、私これ初めて飲んだんです』
「美味しいと言って頂けて嬉しい限りです」
マスターからはいろんな国の紅茶の話が聞けて、初めて聞く茶葉の名前がたくさん出てきた。
また来よう。今度は晃樹も連れて。
マスターに礼を言って、店を後にした。
.
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朝陽(プロフ) - ちひろさん» ありがとうございます♪tmrさん続編の方で書かせていただく予定ですので、気長にお待ちください………！ (2021年2月10日 6時) (
レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
ちひろ - はじめましていつも読ませていただいてます。リクエストなんですが、tmrさんをお願いしてもいいですか？できたらhappy endでお願いします。これからも頑張ってください。 (2021年2月10日 0時) (レス) id: 192c096d22 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - ときさん» はじめまして！感想ありがとうございます………♪私の作品できゅんとしていただけて嬉しい限りです！続編ありますのでそちらも是非………♪ (2021年1月30日 10時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
朝陽(プロフ) - *ゆ う*さん» はじめまして！感想ありがとうございます………♪リクエストなんでもどうぞ！ (2021年1月30日 10時) (レス) id: 5cd266a065 (このIDを非表示/違反報告)
とき - はじめまして…!!お話が全て素敵すぎたが為にｺﾒﾝﾄ欄に来たものの､何を書いたらいいのか困っている状況です(´¶` 前述した通り､どのお話も本当に素敵できゅんとしました…*文字数の関係で感想を書けないのですが…(; ; 続編楽しみにしております…!!*♪ (2021年1月25日 0時) (レス) id: 43e2bb2fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：朝陽 | 作成日時：2021年1月12日 23時
