こんな聖夜には… ページ7
樟宅にて
『メリィ〜…クリスマーースッ!!!』
(妹)「うぇーい、メリメリクリスピー★」
『待って何それ』
(妹)「え?知らない」
『ゑ?』
(妹)「ヱ?」
一方、魔王城では…
ポセイドン「もうクリスマスか…あっという間だな」
魔王「そうだな……」
あくましゅうどうし「ほら、2人とも!そんな年寄りみたいなこと言わないで、外に出てみたらどうだい?皆楽しそうだよ!……私は悲しくなるけど」
ポセイドン・魔王「「……」」
ポセイドン「あー!俺、用事思い出したわー!」
魔王「わ、我輩も野暮用がー!」
そんなこんながあり…
『…で、私の所に逃げてきたんだ?』
私の目の前には申し訳なさそうな顔で正座しているポゼが。
ポセイドン「おう…ちなみに魔王様は(妹)ん所だ」
『なるほど我ら双子は隠れ蓑にされる運命なのか……』
ま、いいけどね。…ポセとこうやって過ごせるのは、嬉しいし楽しいから。
『さーて!今日は年に一度のクリスマスだよ!ちょうどケーキもあるし、一緒に食べよ!』
ポセイドン「ケーキ…!お、おう!」
ケーキという言葉を聞いて、ポセは目を輝かせた。
あー…どうしよう、ちょっと不安になってきたなぁ…
いや、だって!ポセって神様だよ!?供物としてすっごい豪華なやつとか貰ってそうじゃない!?
それに…この世界とむこうの世界が繋がってから、他のポセ推しの人達が魔王城とかに来てるのを前に見た。
そこでまた何かしらのいいもの貰ってそうだし…目移りとか、されてたらやだなって。
複雑だった。だって、ポセにはきっと私よりもいい人が沢山いるから。
…魔王城逃亡の時以来のネガティブな思考を振り切って、冷蔵庫から取り出したホールケーキをポセの前に出した
『ほい!市販のちょっと安いやつですが。』
ついでに台所から持ってきた包丁で2人分を切り分けた
ポセイドン「…」
『ん、どうしたの?…やっぱり質素すぎたかな?』
ポセが黙っているのを見て、不安が膨らむ
ポセイドン「いや、お前となら、なんでも嬉しい。俺が気にしてるのはそうじゃなくて…お前、なんか悩んでる?」
『へ』
……待って、もしかして見透かされてる?
『あ、いや、えっと…』
困惑して何も言えなくなる
ポセイドン「悩んでんだな。」
少し険しい顔をしたポセは、ケーキを一口食べてからこう言った
ポセイドン「相談とか、してくれよ…俺ばっかが好きみてえ。」
『!』
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にゃーちゃん - 好き過ぎて死にそう、、()てか尊い尊過ぎるこんな尊い作品書けるとか作者様文才の神様ですか?神様ですね(自己完結)更新楽しみにしてます! (2022年3月21日 17時) (レス) @page10 id: 04c952a5b3 (このIDを非表示/違反報告)
霧雨 - まって無理好き((これからも頑張ってください! (2021年12月27日 10時) (レス) @page9 id: 5c4f8e78ab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねこにこみ x他1人 | 作者ホームページ:http teno1
作成日時:2021年12月25日 21時